普通免許で乗れるトラックの範囲や条件について知りたい方も多いのではないでしょうか。最大積載量や車両総重量に制限がありますので、具体的にどのようなトラックが運転可能なのかをしっかり理解することは大切です。
この記事では、普通免許で乗れるトラックの種類や、準中型・中型・大型免許との違いについて詳しく解説していきます。
「普通免許で乗れるトラックについて知りたい」「車両を探している」という方はぜひご覧下さい。
普通免許とは?
自家用車や軽自動車などの普通自動車を運転するために必要な免許を指します。日本では18歳以上が取得可能で、自動車教習所に通い、学科試験や実技試験に合格することで取得できます。
普通免許があれば普通自動車だけでなく、軽貨物車や小型バン、特定のトラックなども運転ができます。
なお、これまでの法改正により、普通免許を取得した時期によって運転できる車両の範囲が異なることに注意が必要です。特に、車両総重量や最大積載量の基準が変更されており、普通免許で乗れるトラックに違いが生じています。
したがって、取得時期によっては、運転可能なトラックや車両の種類が制限されることがあり、現在の普通免許では運転できない車両も存在します。そのため、自分の普通免許でどの範囲まで運転が許可されているか、確認することが大切です。
普通免許で乗れるトラック
それでは、ここからは普通免許で乗れるトラックの種類を実際に紹介していきます。2007年までに免許を取得している場合と、それ以降で2017年までに免許を取得している場合、2017年以降に免許を取得した場合に分けて解説しますので、参考にしてください。
2007年までに免許を取得している場合
2007年(平成19年)6月1日までに普通免許を取得している場合、車両総重量が8トン未満、最大積載量が5トン未満のトラックの運転が可能です。なお、乗車定員数は10人以下に限られています。
当時は中型免許が存在しておらず、普通免許と大型免許のみで、その期間に取得した普通免許でも、現在の基準でいうところの中型トラックの一部が運転可能でした。したがって、2007年以前に普通免許を取得した方は、乗れるトラックの種類が比較的多いです。
2017年までに免許を取得している場合
2007年(平成19年)6月2日から2017年(平成29年)3月11日までに普通免許を取得した場合、準中型免許が設けられる前の規定に基づいて、車両総重量が5トン未満、最大積載量が3トン未満(乗車定員数は10人以下)のトラックを運転することができます。
免許証には「準中型で運転できる準中型車は準中型車(5t)に限る」と記載されており、この範囲内の車両まで運転が許可されています。
2017年以降に免許を取得した場合
2017年(平成29年)3月12日以降に普通免許を取得した場合、運転できるトラックの範囲は車両総重量が3.5トン未満、最大積載量が2トン未満、乗車定員数は10人以下となります。この条件の下では、車両総重量3.5トン未満の1トンや1.5トントラックの運転が可能です。
以前の普通免許に比べて運転できるトラックの範囲は狭くなっており、より大きな車両を運転するためには準中型免許以上が必要になります。
以上のように普通免許で乗れるトラックの種類は、免許の取得時期によって異なりますので注意しましょう。
準中型・中型・大型免許の詳細と取得方法
ここからは、準中型免許、中型免許、大型免許の概要や取得条件・方法などを解説します。
準中型免許
2017年3月12日に新設された免許制度で、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満の車両を運転できます。準中型免許が新設された背景には、若年者の雇用促進や交通安全の強化などがあります。
2007年6月2日から2017年3月11日までの間に取得した普通免許をお持ちの方は、車両総重量5トン未満の車両であれば運転が可能ですが、5トン以上7.5トン未満の車両を運転するには「限定解除」が必要です。
準中型免許は、満18歳以上で取得でき、普通免許を持っている場合は学科試験が免除されます。普通免許がない方は、最短で18~20日、普通免許を持っている方は、最短7日で取得可能です。
準中型5t限定免許を持っている場合には、4時間の技能教習のみで、最短3日で限定解除ができます。
中型免許
車両総重量が7.5トン以上11トン未満、最大積載量が4.5トン以上6.5トン未満のトラックやバスを運転するために必要な免許で、2007年に新設されました。中型免許を取得することで、乗車定員29人以下のバスも運転できるようになります。
免許を取得するための条件として、まず普通免許、準中型免許、または大型特殊免許のいずれかを取得している必要があります。それに加えて、免許取得から通算2年以上の運転経歴が必要となります。そのため、一般的には20歳以上でなければ中型免許を取得することはできません。
取得方法としては、自動車教習所で技能教習を受けて技能試験に合格する方法が一般的です。2007年6月以前に普通免許を取得した人で、8t限定を解除をするには、学科教習はなく、技能教習のみで、教習時間も5時間(AT限定の場合は9時間)と短期間で終了し、3日~7日ほどで取得できます。
2007年6月以降に普通免許を取得した方で、自動車教習所に通う場合は14~17日ほどで取得できます。
大型免許
車両総重量が11トン以上、最大積載量が6.5トン以上、乗車定員が30人以上の大型車を運転するために必要な免許です。
取得するための条件として、普通免許、準中型免許、中型免許、または大型特殊免許のいずれかを取得を取得してから通算で3年以上の運転経歴が必要です。そのため、一般的には21歳以上でないと大型免許を取得することはできません。
取得方法としては、指定の自動車教習所に通い、学科および技能教習を受けるのが一般的で、教習所の卒業試験に合格すれば、免許を取得できます。期間は7日~14日程度です。
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普通免許で乗れるトラックについて
今回は「普通免許で乗れるトラック」をテーマに解説しました。普通免許で乗れるトラックの範囲は、免許を取得した時期によって異なることが大きなポイントです。2007年以前に取得した普通免許では、車両総重量8トン未満のトラックまで運転できますが、2017年以降に取得した場合は、車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満のトラックに限られます。
準中型免許が新設されたことにより、現在では普通免許で乗れるトラックの種類が狭まりましたが、それでも1トンや1.5トントラックは運転可能です。
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