月刊トラックランドONLINEとは

日産・アトラスの中古車をお探しなら!特徴・魅力や選ぶ際の注意点を解説

はたらくクルマコラム

日産・アトラスの中古車をお探しなら!特徴・魅力や選ぶ際の注意点を解説

扱いやすさと積載性のバランスに優れた日産・アトラスは、配送業務から建設・工務用途まで幅広い現場で活用されている小型トラックです。

中古市場でも高い需要のあるアトラスですが、中古車を購入する際には特有の注意点があり、ポイントを抑えておく必要があります。

今回の記事では、日産・アトラスの歴代モデルや現行モデルの特徴をはじめ、中古車を選ぶ際のポイントなどを紹介します。

日産・アトラスについて知りたい方や、中古車をお探しの方はぜひチェックしてください。

日産・アトラスとは?

1981年に初代モデルが登場して以来、小型トラック市場において長年にわたり高い評価を受けてきた商用車です。優れた耐久性と扱いやすい車体サイズで、物流・建設・サービス業など多様な現場で用いられています。都市部での配送業務や狭小地での作業にも適しており、軽快な走行性能と安定した積載力が支持されている理由です。

現在では安全性能や環境性能の強化も進み、排出ガス規制への適合や先進装備の搭載により、より信頼性の高い商用トラックに進化しています。

歴代モデル

「1〜1.55tクラス」「2〜4tクラス」のそれぞれの歴代モデルを紹介します。

【1〜1.55tクラス】

初代(1982年〜)
キャブスター・ホーマーの後継車として登場し、Z型ガソリンエンジンやSD型ディーゼルエンジンを搭載。後期にはTD型ディーゼルに変更され、ウォークスルーバンも追加されています。

2代目(1992年〜)
安全性や快適性が向上したモデルで、キャッチコピーは「この国を運びたい」。1995年と1999年にマイナーチェンジが行われ、フロントデザインや装備、安全性能がさらに強化されました。

3代目(2006年〜)
新長期排出ガス規制に対応し、ZD30DDTiディーゼルとQR20DEガソリンエンジンを搭載。燃費性能や安全装備が強化されました。2021年には排ガス規制未対応のため生産終了し、いすゞによるOEM供給に移行しました。

4代目(2019年〜)
いすゞ・エルフのOEM供給を受けるにあたってリニューアル。燃費性能と環境性能が向上し、安全装備も標準化。

5代目(2024年〜)
最新モデルでは1.55tクラスが新たに登場。標準キャブ・標準ボディ仕様で、3タイプのキャブ構成。「DX」と「カスタム」の2グレードが用意され、「カスタム」はシングルキャブ限定です。

【2〜4tクラス】

初代(1981年〜)
アトラス200/300として登場。キャブオール・クリッパーの後継車で、堅牢性と積載性能を備えた商用車として展開。

2代目(1991年〜)
標準キャビンがモデルチェンジされ、FD型、BD型ディーゼルエンジンを搭載。93年にはハイルーフ仕様やセミロングボディが追加され、ED35型エンジンやウレタン製ハンドルが全車に標準装備されました。

3代目(1995年〜)
いすゞ・エルフによるOEM供給に移行。アトラスMAXやCNG仕様が追加され、排ガス規制や騒音規制にも対応。2004年には外装デザインも一新されました。

4代目(2007年〜)
3.0LディーゼルエンジンやスムーサーExを採用し、環境性能や燃費性能が向上。平成27年度燃費基準に適合し、環境性能と実用性の両立が図られました。

5代目(2012年〜)
ベース車両が三菱ふそう・キャンターに変更。名称も「NT450アトラス」に変更されました。

6代目(2021年〜)
再びいすゞ・エルフをベースに採用し、1.5t〜2tクラスの共通外装で展開。安全装備の標準化やキャブバリエーションの拡大により実用性が向上しました。

7代目(2023年〜)
9速DCTを採用し、燃費と走行性能が向上。先進安全装備やドライバーモニターなども充実し、快適性と安全性が強化されています。

最新のアトラスの特徴

最新のアトラスの特徴

最新の日産・アトラスの特徴を「外観・室内」「走行性能」「安全装置」「機能・快適性」に分けて解説します。

外観・室内

外観は「レイヤーゾーニングフェイス」を採用し、企業ロゴや装置配置を想定した機能的なデザイン構成が特徴です。LEDヘッドランプを全体に採用し、省電力と視認性を両立。ダブルキャブでは最大7名の乗車も可能です。ボディカラーの選択肢も豊富で、ブランドイメージに合わせた車両づくりが可能です。室内にはUV/IRカットガラスや高機能シートが装備されており、長時間の運転でも疲れにくい設計です。

走行性能

9速デュアルクラッチ式AMT(DCT)の採用により、滑らかな変速とトルク抜けの少ない力強い加速を実現。省燃費性能と動力性能を高次元で両立しています。加えて、信頼性の高い4JZ1-TCSエンジンを搭載し、自律噴射精度補償技術「i-ART」やDPD近接配置などで燃費効率と排ガス浄化性能も強化。経路条件に応じた変速モード切替機能や省燃費走行支援のECONOモードも備え、実用域での走行性能をさらに引き上げています。

安全装置

プリクラッシュブレーキや車線逸脱警報、ブラインドスポットモニター、ドライバーステータスモニター(DSM)など、先進安全装備を多数搭載。ドライバー異常時対応システム(EDSS)や、レーンキープアシスト、標識認識機能など、自動運転を見据えた機能も搭載されています。夜間の視認性を高める可変配光型LEDヘッドランプや、緊急ブレーキ時の高速点滅による後続車への警告など、細部まで配慮された設計が光ります。

機能・快適性

乗降性を高めるための広いドア開口、長いアシストグリップ、最適化されたステップなど、日常業務での使いやすさを重視。インテリジェントキーやオートブレーキホールドなどの機能も用意され、運転のしやすさが魅力です。フルオートエアコンやLED室内灯、豊富な収納トレイ、Bluetooth対応オーディオ、電子インナーミラーなどを備え、快適なキャビン空間を実現しています。

中古アトラスを購入する際のポイント・注意点

中古アトラスを購入する際のポイント・注意点

中古のアトラスを購入する際には、価格や年式だけで判断せず、車両の状態や販売店の信頼性なども含め、総合的に判断することが大切です。

中古トラックに精通した業者であれば、使用目的に合った車両の提案や、納車前の点検・整備なども行ってくれるケースが多く、初めての購入でも安心です。

また、自社整備工場を保有していたり、購入後のアフターサポートが充実していたりする販売店を選べば、故障時の対応やメンテナンスの相談もスムーズに行えます。走行距離や年式の情報に加え、エンジン・足回り・電装系など主要部品の状態確認も必須です。できる限り現車確認を行い、異音や警告灯の点灯がないかをチェックしてから購入を検討すると良いでしょう。

中古アトラスをお探しなら

トラックランド

アトラスを含む、高品質な中古トラックをお探しであれば、ぜひ「トラックランド」にご相談ください。トラックランドでは、自社整備工場を完備しており、入庫時には厳格な点検・整備を実施。ご希望に応じて、塗装や架装なども対応可能です。

ご希望の車両が在庫にない場合でも、全国のネットワークを活かして条件に合った車両をお探しすることが可能です。買取・販売・リース・メンテナンス・陸送までを一括で対応できるのもトラックランドの強みで、購入後のアフターサポートも万全です。

月額定額でトラックを導入できる「サブスクdeスグのり」のサービスも提供しており、初期費用を抑えたい方にはおすすめです。

トラックランドのサービスにご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

トラックランドの詳細はこちら

アトラスの中古車両をお探しの方へ

日産・アトラスは、小回りの利くサイズ感と高い積載性、安全性能や快適装備の充実度などから様々な用途で活躍するトラックです。

中古車を選ぶ際は、年式や走行距離だけで判断するのではなく、車両の状態や販売店の信頼性、アフターサポート体制なども重視することが大切です。信頼できる販売店で、目的に合った一台を見つけましょう。

この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。

実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。

「月刊トラックランドオンライン」にて、中古トラック選びのコツや業界の最新情報を発信中。

ぜひチェックしてください!

【熱中症対策】基本の 予防と職場・現場で実践すべき予防法を解説【熱中症対策】基本の予防と職場・現場で実践すべき予防法を解説前のページ

UDトラックス・カゼットの歴代モデルの特徴や中古車を選ぶ際のポイントを解説次のページUDトラックス・カゼットの歴代モデルの特徴や中古車を選ぶ際のポイントを解説

カテゴリー

月刊トラックランド本誌の定期購読ご希望の方はこちら
月刊トラックランド本誌バックナンバー
PAGE TOP