夢は大きく、多店舗展開したいですね。
目標が大きければ大きいほど頑張れます。
神奈川県川崎市に本社を構えるエリザベス株式会社。同社は軽貨物の配送からスタートし、現在では一般貨物事業や引っ越し事業を中心とした業務を行う2023年に設立したばかりの新鋭企業だ。
開業からの日は浅いが、徐々に店舗展開を広げ着実に企業拡大の一歩を歩んでいる。
代表取締役社長・寺内玲子氏、営業部/部長・根岸利英氏にお話を伺った。
【エリザベス株式会社】
設立:2023年9月
本社住所:神奈川県川崎市大島1-18-15
事業内容:一般貨物自動車運送事業、引越サービス事業等
保有車両:軽車両3台・小型5台・中型8台
従業員数:10名
企業を設立したきっかけをお聞かせください
根岸部長(以下・根岸):仲間内で会社を立ち上げたいという気持ちから、エリザベスはスタートしました。主要メンバーそれぞれが運送系の企業に勤めていたのですが、大きい会社に属するのではなく、自分たちで企業をゼロから作り上げてみたいという思いが強くあったというところが原点でした。企業ごとに特色ってもちろんあると思うのですが、企業に属してしまうとその企業の色に染まってしまう。そうではなく、自分たちの作り上げた色で染めていきたいという思いがありました。
設立にあたって苦労したエピソードをお聞かせください
根岸:どの会社さんも苦労するところだと思いますが、昨今人手不足が厳しい世の中で、ドライバーの人材確保や車両の調達は中々大変でしたね。人材に関しては徐々に集まってきていたのですが、車両の常時確保はやはり難しく、車両台数が揃っても修理・点検などを挟むと結局足りなくなってしまう、という面では設立時以外の現在でも苦労することがありますね。
弊社サービスご利用の感想をお聞かせください
根岸:最初のきっかけは電話でトラックランドさんに問い合わせして、大田原の店舗で車両を購入したことがきっかけです。そしたら後々にウチの会社が色々お世話になっている、佐野にある会社さんが貴社の社長とお知り合いということで繋いでいただいたんです。そのまま営業さんにお話が回ってトントン拍子で車両の購入だけでなく「サブスクdeスグのり」のサービスも続けて利用させていただきました。購入したのが2025年の3月、サブスクサービスの利用は4月からでしたのでかなり短い期間に続けて利用させていただいてますね(笑)今後の多店舗展開に向けて、現状でもすでに車両何台かを見繕ってほしいとお願いさせていただいている最中です。サブスクサービスの良い点はいくつかあるのですが、点検込みなのがうれしいですね。点検時期にはあらかじめFAXで点検候補日の連絡をいただけるので、忘れることもないですし。購入した車両に関しては、やはり何台も抱えてしまうと日付ギリギリになって点検日に気づくなんてこともあるのですが、トラックランドさんで借りている車両はそのような点もサービスに含まれているので、非常に安心できますね。
※「サブスクdeスグのり」中古車プランの場合、メンテナンスパックはオプション(有料)となります。
社名の由来や企業ロゴについてお聞かせください
寺内社長(以下・寺内):実は私のニックネームが社名の由来になっているんです(笑)運送会社っていうと硬い社名の会社さんが多いのかなという印象を持っているのですが「エリザベス」って語呂がポップな感じがしますし、社名だけで興味を持ってもらえるということで気に入ってます。
根岸:企業ロゴはユニコーンをあしらったものなのですが、始動した2023年はまだコロナ禍の影響が残る中での逆境をユニコーンの角で貫くという気持ちと、運送会社なので走り抜ける、駆けるという思いを込めて企業ロゴに採用しました。ペガサスという案もあったのですが翼が生えると空路になってしまうので…(笑)
ちなみに社名ロゴであるELIZABETHの「E」に当たる部分はユニコーンのたてがみのデザインになっています。
会社の強みや、業務のこだわりをお聞かせください
根岸:こだわりと言っていいのか分かりませんが、フレキシブルに動ける業務体制が強みじゃないかと思います。急な依頼にも対応できるように深夜帯のシフトを組んで、365日24時間体制で動けるようにしているんです。深夜営業など他企業さんではやらない、やりたくないことこそ顧客需要のあるポイントだと思うんです。「自社でしかやらないこと=強み」ですからね。依頼自体はそこまで頻繁でないものの週に何回かは電話依頼が入るので、困っている荷主さんの助けになってるんだと実感しています。
今後の取り組みについてお聞かせください
根岸:運送業メインの話であれば、多店舗展開ですね。直近ですと、神奈川県県西エリアへの店舗展開が決まっています。あとは来年の予定になりますが群馬県への展開もほぼ確定しています。人員はもう集まっていますし、車両の用意に関してはトラックランドの担当営業さんが頼りになるので非常に安心できます。すごく個人的な部分では、キッチンカーをやってみたいんですよね。固定メニューじゃなくて日替わりで、色んなものを作ったりするのも楽しそうですよね。飽き性なので色んなことにチャレンジしてみたくなるんですよ。トラックランドさんはキッチンカーのレンタルもしてるとのことなので、ぜひ前向きに検討させてください(笑)
貴社の現在と今後の展望、夢をお聞かせください
根岸:金銭面の目標になってしまいますが、年商50億。いや、大きく100億ですかね(笑)今後大手企業と取引したいと思うと、現状の規模ではどうしても劣ってしまいます。そういった事に対して、実績を積んで取引先に安心感を与えたいという思いからも多店舗展開に繋がります。先ほど神奈川県西部や群馬県に規模を広げるお話をさせていただきましたが、群馬県からさらに広げて北関東などのエリアや、ゆくゆくは関西の会社さんとも繋がって全国に拠点が持てたら嬉しいですね。
寺内:100億円の夢っていいですよね、目標が大きければ大きいほど頑張れるので(笑)もちろんお金がすべてというわけではないですが、数字の目標は努力が可視化できるので頑張りがいがあります。従業員の夢は私の夢でもあるので、還元できるものが大きければ次の夢を持ったり、夢を膨らませることができますからね。
インタビューの途中、「実は弊社では『釣りサークル』があるんです」と社内のサークルについて語る根岸部長。「業務の都合上、全員は難しいですが入れ替わり立ち代わりで行きます。釣り場まではみんなで車に乗って移動しますし、到着しても魚がかかるまでは待ちの時間なんですよね。運送の仕事って個人の仕事がメインで、仕事中に顔を合わせる事が少ないので釣りを介してコミュニケーションが取れるのがいいです。」と楽しそうに話す根岸部長。仕事だけでなくプライベートでも社員間の仲の良さが窺えた。社員の人柄とアットホームな社風を謳うエリザベス株式会社。多店舗展開も決定しており、これからの飛躍に期待が寄せられる