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【10トンダンプ】サイズ・積載量や主な用途を解説!中古車両の選び方も

はたらくクルマコラム

【10トンダンプ】サイズ・積載量や主な用途を解説!中古車両の選び方も

土木・建設業や産業廃棄物の運搬など、幅広い現場で活躍している10トンダンプは、その高い積載能力と堅牢な設計により、大量の資材や廃材を効率的に運搬することができます。

この記事では、10トンダンプの基本的なサイズや積載量、主な用途。また、中古の10トンダンプを選ぶ際のポイントを紹介します。

10トンダンプについて知りたい方や、車両を探している方はぜひ最後までご覧ください。

10トンダンプとは?

最大積載量が10トン程度の大型ダンプカーを指します。通常のトラックとは異なり、荷台部分が油圧装置によって傾斜する構造になっており、積載物を効率良く降ろすことが可能です。その仕組みにより、大量の貨物を迅速かつスムーズに処理でき、特に土砂や資材の運搬作業が多い建設現場や産業廃棄物の処理場でその性能を発揮します。

頑丈なシャーシやサスペンションが採用されており、重量物を積んだ状態でも安定した走行が可能で、舗装されていない道路や不整地でも高い走破性を維持できるため、建設や土木工事の現場で欠かせない存在です。

サイズ・積載量

各車両によって仕様は異なりますが、大型トラックに分類される10トンダンプは、サイズ・積載量もその範囲内になります。

【大型トラックのサイズ・積載量】
全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以上
車両総重量:11,000kg以上

10トンダンプの種類と主な用途

10トンダンプの種類と主な用途

ダンプの種類とその用途を積載物の条件、荷台の特徴に分けて解説します。

積載物の条件

まずダンプカーは「土砂ダンプ」と「土砂禁ダンプ」の2種類に分類されます。

土砂ダンプ
土砂や砂利、砕石、舗装材などの重量物を運搬するために設計されたダンプカーです。建設現場や土木工事、道路舗装工事などで用いられ、掘削作業や資材の搬入出に欠かせない車両です。頑丈な荷台とシャーシが特徴で、大量の資材を効率良く運べます。なお、土砂ダンプを使用する際は国土交通省の許可が必要です。

土砂禁ダンプ
土砂や砕石などの運搬が禁止されたダンプカーで、「深ダンプ」とも呼ばれています。車両は廃材やリサイクル品、軽量な資材の運搬を目的に設計されており、廃棄物処理やリサイクル業務など、土木以外の分野で活用されています。車検証の備考欄には「積載物は土砂以外のものとする」と記載されています。

荷台の特徴

荷台の特徴(荷台が傾く方向)によっても分類されます。

リアダンプ
国内で最も一般的なタイプで、荷台が後方に傾き、積載物を排出する車両です。土木工事や産業廃棄物処理場などで利用されています。

サイドダンプ
荷台を左右に傾けて積載物を排出できるタイプです。狭い道路や作業スペースが限られる現場に適しており、車両を方向転換せずに荷降ろしできるため、作業効率が向上します。

三転ダンプ
リアダンプとサイドダンプの機能を兼ね備えたタイプで、荷台を後方だけでなく左右にも傾けることが可能です。交通量の多い場所や狭い工事現場で活躍しますが、構造が複雑なため価格が高く、メンテナンスコストがかかる点に注意が必要です。

ローダーダンプ(スライドダンプ)
荷台を後方へスライドさせることができ、砂埃を抑えながら積載物を排出できます。また、自走できない重機や機材の積載・運搬にも対応できるため、多用途に利用可能です。

【10トンダンプ】中古車両を選ぶ際のポイント

【10トンダンプ】中古車両を選ぶ際のポイント

ここからは、10トンダンプを中古で購入する際のポイント・注意点を解説します。

信頼できる販売店で購入する

まず、信頼できる販売店経由で購入することが何より重要です。販売実績や口コミ、評判を事前に確認し、実績のある販売店を選ぶようにしましょう。信頼できる販売店には経験豊富なスタッフが在籍していることが多く、適切なアドバイスを受けながら購入手続きを進められるため、初心者でも安心して車両選びができます。

さらに、自社で整備工場を持つ販売店を選ぶと、購入時だけでなく、購入後のサポート体制も充実していることが多いです。そうした販売店では、車両の点検や整備がしっかりと行われている可能性が高く、不具合のリスクを最小限に抑えることができます。

加えて、アフターサービスや修理対応もスムーズに行われるため、長期的な利用にも安心です。適切な販売店選びは、購入後の満足度を大きく左右する重要な要素と言えるでしょう。

事前に状態をよく確認する

事前に車両の状態をよく確認することも重要です。外装に関しては、荷台やシャーシに錆びや腐食が発生していないかを確認し、荷台部分にヒビや歪みがないかもチェックしましょう。また、ダンプ車両特有の機能である荷台の傾斜や可動部分が正常に動作するかを確認することも欠かせません。それらの箇所は頻繁に使用されるため、トラブルが発生しやすい部分でもあります。

エンジンやブレーキといった主要な機械部分についても、オイル漏れや異常音がないかを確認しましょう。タイヤの摩耗状態や溝の深さも重要なチェックポイントです。それらの部品に問題があると、購入後の修理や部品交換に多額のコストがかかる可能性があります。

また、車両の整備履歴や修理履歴も事前に確認しておくと安心です。過去に定期的なメンテナンスが行われている車両であれば、故障リスクが軽減されます。

中古の10トンダンプをお探しなら

中古の10トンダンプをお探しなら

中古の10トンダンプをお探しの方は、ぜひトラックランドのご利用をご検討ください。トラックランドでは、大型・中型・小型トラックやトレーラ、その他商用車などの多彩な車両を取り扱っており、常時豊富な在庫を確保し、高品質な車両を適正価格で提供しています。

また、ご希望の車両が在庫にない場合には、ネットワークを活用し、探すお手伝いをしております。

車両に関しては、仕入れ時から入念なチェックを実施しており、専門スタッフが詳細な点検項目に基づいて状態を確認し、「トラックランドグループ」にて、車両の架装、板金、整備、車検、陸送といったサービスをワンストップで提供しています。

購入からアフターサポートまで、一貫した体制でお客様をサポートいたしますので、安心してご利用ください。

加えて、トラックランドでは通常の購入だけでなく、サブスクリプションサービス「サブスクdeスグのり」も提供しています。

営業ナンバー対応プランやメンテナンスパック付き契約が可能で、月額定額料金による手軽さとコスト管理のしやすさが特徴です。柔軟な契約形態で、車両の使用期間や目的に応じてご利用いただけます。

10トンダンプをはじめとした中古トラックをお探しの際は、ぜひトラックランドにご相談ください。

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10トンダンプについて

最大積載量10トン程度の10トンダンプは、土木現場や産業廃棄物処理、リサイクル品の輸送など、幅広い業務で活用されています。用途や荷台の特徴によって種類があり、土砂ダンプや土砂禁ダンプ、リアダンプや三転ダンプなど、用途に応じた選択が重要です。

中古車両を選ぶ際は、信頼できる販売店を選び、車両の状態や用途に合った仕様をしっかりと確認するのがポイントです。特に、車両の外装や荷台の状態、主要部品の動作確認を行うことで、購入後のトラブルを防ぐことができます。

なお、高品質な中古10トンダンプをお探しであれば、豊富な在庫とサポート体制が整った「トラックランド」をぜひご利用ください。

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