ミキサー車の購入を検討している方の中には、
「中古車を選びたい」
と思っている方も少なくないのではないでしょうか。
とはいえ、中古車を選ぶ場合は、様々なポイントに注意して、慎重に購入しなければなりません。
そこでこの記事では、中古でミキサートラックを購入する時に注意すべきことについて、詳しく解説していきます。
ミキサー車とは?
ミキサー車というのは、一般的な荷物を運ぶトラックとは違い、大きなドラムを積んでいます。
そして、常にこのドラムの中に生コンを詰めて、様々な場所に運んでいるのです。
こう聞くと、
「なぜミキサー車のドラム部分は常に回っているのか?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
実は、生コンというのは、
・水
・セメント
・骨材
などでできています。
ただ、これらの成分はそれぞれで比重が異なるため、そのままドラム部分に詰め込み、回転させずに運んでしまうと、
・比重の重い材料→下に沈む
・水→分離する
という状態になってしまい、すぐに流し込むことができなくなってしまうのです。
このようなことを防ぐためにも、常にドラム部分を回転させて、中身を混ぜ合わせているのです。
ミキサー車の構造ってどうなっているの?
次に、ミキサー車の基本構造や特殊装置について、詳しく見ていきましょう。
基本構造
ミキサー車というのは、
・回転ドラム
・ホッパ
・フローガイド
・シュート
・洗浄水タンク
で構成されています。
ホッパより下の機能については、特殊装置となりますので、次の項目で解説します。
ミキサー車のメイン機能でもある回転ドラムの中には、らせん状のプレートが入っていて、生コンを運ぶ時には右回り、生コンを下す際は左回りに回転するようになっています。
搭載されている特殊装置は?
ミキサー車には、
・ホッパ→生コンを入れる口
・フローガイド→生コンをシュートに集める
・シュート→生コンを排出先に送り込む桶のような装置
・洗浄水タンク→生コンを出した後に、それぞれの装備を洗うための水を溜めるタンク
という特殊装置が付いています。
ミキサー車を中古で購入する時のチェックポイントは?
次に、ミキサー車を中古で購入する時のチェックポイントについて、詳しく解説していきます。
これから紹介する項目をしっかりと頭に入れておくことで、価格を抑えながら、状態の良いミキサー車を購入できるようになるでしょう。
PTOの状態
続いては、PTOの状態です。
PTOというのは、ミキサー車の核とも言えるドラムの動力源です。
そのため、PTOの状態が悪ければ悪いほど、ミキサートラックが正常に動かなくなってしまいやすくなるのです。
このようなことから、ミキサー車をより長く使い続けるためにも、PTOの状態はできるだけ念入りにチェックしておく必要があります。
積載できる生コン量(ドラム容量)
そして、積載できる生コン量を確認することも大切です。
というのも、どれくらいの生コンを積めるのかによって、活用できる現場が大きく異なります。
この積載できる生コン量というのは、車検証に必ず記載がありますので、しっかりと確認しておくことをおすすめします。
各種パーツの状態
最後は、各種パーツの状態です。
一般的な車両と違い、ミキサー車は強アルカリの生コンを運びます。
そのため、回転ドラムの周辺部品が腐食してしまっていることもあるのです。
これを見逃してしまうと、後々修理代がかさんでしまい、中古車ならではのメリットを活かすことができなくなってしまいますので、注意が必要です。
まとめ
ミキサー車というのは、回転ドラムによって生コンを混ぜながら輸送できるトラックのことです。
中古車でミキサー車の購入を検討されている方は、きちんと車両状態を事前確認することをお勧めいたします。
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