トラックランドONLINE

はたらくクルマコラム

中古の冷凍ウイング車の購入で失敗しないためのポイント・注意点を解説

大量の荷物を効率よく積み降ろしでき、温度管理も可能な冷凍ウイング車は、食品関連の物流を中心にさまざまな現場で活用されています。中古車両であれば導入コストを抑えられるため、購入を検討されている企業、事業者も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、中古の冷凍ウイング車を購入する際に起こり得る失敗や、選ぶ際のポイント・注意点などを解説します。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

冷凍ウイング車の主な用途

荷台の側面が翼のように左右に大きく開く「ウイングボディ」に、冷蔵・冷凍ユニットが搭載された冷凍ウイング車は、側面が大きく開くことでフォークリフトやパレットによる積み降ろしがしやすく、大量の荷物を効率的に搬入・搬出できるのが特徴です。

主な用途としては、食品メーカーや卸業者による生鮮品・冷凍食品・飲料などの長距離輸送が挙げられます。スーパーやコンビニエンスストアの物流センターへの配送、飲食チェーンへの食材供給など、大量の温度管理品を効率的に運ぶ場面で活用されています。また、医薬品や化学品など、温度管理が品質に直結する製品の輸送にも採用されることがあります。

中型から大型のサイズが主流で、長距離の幹線輸送や大口配送を担う物流事業者にとって欠かせない車両となっています。

中古車両の需要がある背景

冷凍ウイング車の中古車両に対する需要は年々高まっています。その理由のひとつが、新車の導入コストの高さです。冷凍ウイング車は、冷蔵・冷凍ユニット、断熱パネルなどの特殊な装備が必要なため、新車価格は一般的なトラックと比較してかなり高額になります。

中古車両であれば初期費用を大幅に抑えられるため、特に中小規模の運送事業者にとっては経営面でのメリットが大きくなります。

また、新車の納車に時間がかかるケースが増えていることも、中古車両の需要を後押ししています。メーカーの生産状況によっては、発注から納車まで数か月から1年近くかかることもあり、事業の拡大や車両の入れ替えに間に合わないケースも生じています。中古車両であれば比較的短期間で導入できるため、急ぎの車両確保にも対応できます。

さらに、EC市場の拡大や食品宅配サービスの成長に伴い、冷蔵・冷凍輸送の需要そのものが増加していることも背景にあります。事業規模の拡大期にコストを抑えながら車両を増やしたいというニーズが、中古冷凍ウイング車の需要を支えています。

中古の冷凍ウイング車の購入で起こり得る失敗

中古の冷凍ウイング車の購入で起こり得る失敗

中古車両は選び方を誤ると購入後に大きなトラブルや出費につながることがあります。

ここでは、起こり得る失敗を紹介します。

冷凍ユニットの故障で高額な修理費用が発生した

購入時に冷凍ユニットの動作確認が不十分だったために、納車後すぐに冷却能力の低下や故障が発覚するケースがあります。冷凍ユニットの修理や交換は数十万円から100万円以上かかることもあり、せっかくコストを抑えて購入したにもかかわらず、結果的に大きな出費となってしまいます。

ウイング部分の不具合で積み降ろしに支障が出た

ウイングの開閉に使用する油圧シリンダーやヒンジ部分の劣化を見落とし、購入後にウイングがスムーズに開閉できない、途中で止まってしまうといった不具合が発生するケースもあります。ウイングの動作不良は積み降ろし作業に直接影響するため、業務効率の低下や納品遅延につながりかねません。

荷台の断熱性能が低下していた

外見上は問題なさそうに見えても、荷台の断熱パネルが経年劣化で性能が低下していたということも起こり得ます。断熱性能が落ちていると庫内温度が安定せず、冷凍ユニットに過剰な負荷がかかって燃費が悪化するほか、食品の品質管理に支障をきたす可能性があります。

中古冷凍ウイング車購入時のポイント・注意点

中古冷凍ウイング車購入時のポイント・注意点

中古冷凍ウイング車購入時のポイント・注意点として以下のことが挙げられます。

年式・走行距離のバランス

年式や走行距離は中古冷凍ウイング車を選ぶうえで基本的な判断材料ですが、数値だけで車両の良否を判断するのは避けましょう。一般的には年式が新しく、走行距離が短いほど状態が良いとされますが、実際には使用環境や整備状況によってコンディションは大きく異なります。

冷凍ウイング車の場合は、走行距離に加えて冷凍ユニットの稼働時間やウイングの開閉回数も劣化に影響します。幹線輸送で長距離を走行していた車両と、近距離で頻繁に積み降ろしを繰り返していた車両とでは、同じ走行距離でもエンジンや架装部分の消耗度合いが異なります。年式と走行距離はあくまで目安のひとつとして捉え、整備履歴や使用状況を確認したうえで、販売価格とのバランスを総合的に見極めることが大切です。

車両の状態確認は必須

冷凍ウイング車は通常のトラック以上に構造が複雑なため、購入前の状態確認は特に入念に行う必要があります。

まず、冷凍ユニットは必ず実際に稼働させて、正常に冷却できるか、冷却にかかる時間は適正か、運転中に異音や異臭がないかを確認しましょう。冷凍ユニットの修理や交換は非常に高額になるため、ここを見落とすと購入後に大きな出費につながります。

ウイング部分の動作確認も欠かせません。油圧シリンダーやヒンジの状態を確認し、ウイングがスムーズに開閉できるか、左右のバランスに問題がないかをチェックします。パッキンやシール部分の劣化も冷気漏れの原因になるため、あわせて確認しておきましょう。

荷台内部については、断熱パネルの傷や凹み、剥がれの有無を確認します。断熱性能の低下は冷凍ユニットへの過剰な負荷や燃費悪化の原因となります。床面の摩耗やドアの密閉性もチェックしておきたいポイントです。

エンジンやブレーキ、タイヤ、サスペンションなどの足回りについても、オイル漏れや異音の有無、摩耗状況を確認しましょう。冷凍ウイング車は車両重量が大きいため、足回りへの負荷が大きくなりやすい点にも注意が必要です。

販売店の信頼性も重要

中古車両の購入においては、どの販売店から購入するかも非常に重要な要素です。特殊な架装を備えた車両であることから、適切な点検・整備を行うには専門知識や経験が必要です。

販売店を選ぶ際は、冷凍車やウイング車を含むトラックの販売実績が豊富かどうかをまず確認しましょう。自社整備工場を持ち、仕入れ時に整備士による入念な点検・整備を行っている販売店であれば、車両の品質管理がしっかり行われている可能性が高いといえます。

また、購入後のアフターサポート体制も重要な判断材料です。冷凍ユニットのメンテナンスやウイング機構の修理に対応できる体制が整っている販売店であれば、納車後にトラブルが発生した場合にも迅速に対応してもらえます。

中古の冷凍ウイング車を購入するなら「トラックランド」

トラックランド

中古の冷凍ウイング車の購入をお考えであれば、全国対応で中古トラックの買取・販売を行っている「トラックランド」をぜひご利用ください。

全国のユーザー様から直接車両を仕入れる体制を確立しており、中間マージンを抑えることで高品質な車両を適正価格で提供しています。仕入れ時には整備士資格を持つ専門スタッフがエンジンや足回りはもちろん、冷凍ユニットやウイング機構、荷台の断熱性能に至るまで主要部を丁寧に点検し、必要に応じた修理・メンテナンスを施したうえで販売しています。

ご希望の車両が在庫にない場合でも、全国のネットワークを活用した「車両お探しサービス」で、メーカーや年式、温度帯、積載量などの条件に合った最適な1台をご提案しています。月額定額制のサブスクリプション型サービス「サブスクdeスグのり」にも対応しており、初期費用を抑えた柔軟な車両導入も可能です。

販売・買取・リース・メンテナンス・陸送までワンストップで対応し、購入後のアフターサポートも充実しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

トラックランドの詳細はこちら

中古の冷凍ウイング車を購入する際には

今回は、中古の冷凍ウイング車の購入で起こり得る失敗や、選ぶ際のポイント・注意点などを中心に解説しました。冷凍ウイング車は構造が複雑なため、冷凍ユニットやウイング機構、荷台の断熱性能など、一般的なトラック以上に確認すべきポイントが多い車両です。

購入後のトラブルを防ぐためにも、信頼できる販売店で入念な状態確認を行ったうえで判断しましょう。中古の冷凍ウイング車をお探しの場合には、ぜひ「トラックランド」にご相談ください。

この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。

実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。

「月刊トラックランドオンライン」にて、中古トラック選びのコツや業界の最新情報を発信中。

ぜひチェックしてください!

日野・デュトロの中古冷凍車を購入するならトラックランドにお任せ!車両探しもサポート前のページ

冷凍車の構造・仕組みって?選ぶ際のポイントも解説次のページ

カテゴリー

月刊トラックランド本誌の定期購読ご希望の方はこちら
月刊トラックランド本誌バックナンバー
PAGE TOP