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ダンプゼッケンとは何?対象や申請方法・流れを解説

土砂や砕石などを運搬するダンプ車には、車両の側面や荷台部分に大きな番号や記号が表示されていることがあります。それは一般的に「ダンプゼッケン」と呼ばれるもので、ダンプ車を使用して土砂等を運搬する事業者にとって重要な表示です。

今回の記事では、ダンプゼッケンの定義や意味、対象車両をはじめ、表示しない場合の罰則、取得方法・流れなどを解説します。

ダンプゼッケンについて知りたい方はぜひご覧ください。

ダンプゼッケンとは?

ダンプゼッケンとは、土砂等を運搬する大型ダンプ車の荷台の両側面および後面に表示が義務付けられている標識番号のことです。「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法(ダンプ規制法)」に基づく制度で、対象車両の使用者は国土交通省に届出を行い、指定された番号を車両に表示しなければなりません。

意味・目的

ダンプゼッケンの「ゼッケン」は、個々の車両を識別するための番号を意味します。その制度が設けられた背景には、大型ダンプ車による重大事故や過積載といった問題があります。

大型ダンプ車は車体が大きく積載量も多いため、ひとたび事故が発生すると被害が甚大になりやすいという特性があります。

また、土砂等の運搬業務においては過積載が常態化しやすく、それが事故やインフラの損傷につながるケースも少なくありませんでした。そうした状況を改善するために制定されたのがダンプ規制法であり、ダンプゼッケンの表示義務はその中核をなす仕組みの一つです。

ゼッケン番号によって車両の使用者を迅速に特定できるようにすることで、過積載や不正運行の抑止、事故発生時の責任の明確化が図られています。ナンバープレートとは異なり、荷台の側面に大きく表示されるため、走行中の車両でも容易に識別できる点が特徴です。

対象車両

ダンプゼッケンの表示義務が生じるのは、土砂等を運搬する大型自動車に該当する車両です。具体的には、車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上のダンプ車で、土砂等の運搬に使用する車両が対象となります。

押さえておくべきなのは、「土砂等」に含まれる資材の範囲です。ダンプ規制法における土砂等とは、土や砂利(砂・玉石を含む)、砕石のほか、政令で定められた以下の物も含まれます。

砂利または砕石をアスファルト・セメントにより安定処理した物、アスファルト・コンクリート、鉱さい、廃鉱および石炭がら、コンクリート・れんが・モルタル・しっくいなどのくず、砂利状または砕石状の石灰石およびけい砂といった幅広い資材が該当するため、建設現場や採石場で使用する大型ダンプ車の多くが対象になると考えてよいでしょう。

一方で、荷台に「土砂等の運搬禁止」の表示がある、いわゆる土砂禁ダンプや、販売目的で輸送される商品自動車、公道を走行しない車両については、届出および表示番号指定の対象外です。自社の車両が対象に該当するかどうか判断に迷う場合は、管轄の運輸支局に確認することをおすすめします。

参考:大型ダンプ車両の届出について(ダンプ表示番号の指定)

ダンプゼッケンを表示しない場合の罰則

ダンプゼッケンを表示しない場合の罰則

ダンプゼッケンの表示はダンプ規制法によって定められた義務であり、違反した場合には罰則が科されます。

まず、対象車両であるにもかかわらず国土交通省への届出を行わずに土砂等の運搬を行った場合、届出義務違反に該当します。また、届出を済ませていてもゼッケン番号を車両に表示せずに運行した場合は、表示義務違反として処罰の対象となります。それらの違反に対しては、罰金刑が科される可能性があります。

さらに、虚偽の届出を行った場合や、他人のゼッケン番号を不正に使用した場合も、法令違反として問題となる可能性があります。ダンプゼッケン制度は車両の使用者を正確に特定し、過積載や不正運行を抑止することを目的としているため、制度の信頼性を損なう行為には厳格な対応が取られます。

罰則の対象となるのは、主に土砂等運搬大型自動車を使用する事業者です。ただし、元請業者や荷主が、届出や表示の状況を確認しないまま土砂等の運搬を依頼した場合、法令遵守や安全管理の観点から問題となる可能性があります。

事業全体のコンプライアンスを守るためにも、車両の使用者だけでなく、運送を依頼する側もダンプゼッケンの表示義務を正しく理解し、適切な車両が使用されているか確認することが大切です。

ダンプゼッケンの取得方法・流れ

ダンプゼッケンの取得方法・流れ

ダンプゼッケンの取得は、使用の本拠地を管轄する運輸支局等で手続きを行います。

ここでは、取得までの一般的な流れをステップごとに解説します。

①必要書類の準備

まず、届出に必要な書類を準備します。主な必要書類としては、土砂等運搬大型自動車使用届出書(甲・乙)、自動車検査証、自重計技術基準適合証、経営する事業の挙証書類などが挙げられます。

事業の挙証書類は、建設業であれば建設業許可書の写しなど、業種によって異なります。届出書の様式は、国土交通省の地方運輸局・運輸支局のホームページや窓口で入手できます。

②運輸支局への届出

書類が揃ったら、車両の使用の本拠地を管轄する運輸支局等の窓口に届出を行います。届出書の記載内容や添付書類に不備がなければ、表示番号の指定を受けます。受付時間や手数料の有無、必要書類の細かな取り扱いは窓口によって異なる場合があるため、事前に確認しておくとスムーズです。

③ゼッケンの作成・表示

表示番号の指定を受けたら、規定のサイズ・書式に従ってゼッケンを作成し、車両の荷台の両側面および後面に表示します。表示は、白地に黒色の文字・記号・数字で左横書きとし、文字の大きさや太さにも規定があります。

表示方法についてはダンプ規制法や運輸支局の案内で定められているため、規定を確認したうえで正しく表示しましょう。なお、ゼッケンの作成は使用者自身で行うほか、業者などに依頼することも可能です。

届出内容に変更が生じた場合

届出後に使用者の氏名・住所、事業内容、車両の入替などに変更が生じた場合は、必要に応じて変更や廃止の届出を行います。

届出内容と実態が異なるまま運行を続けると、法令上問題となる可能性があるため、変更が生じた際はすみやかに管轄の運輸支局へ確認し、必要な手続きを行いましょう。

ダンプゼッケンについて

今回は、ダンプゼッケンの意味や目的、対象車両、表示しない場合の罰則、取得方法・流れについて解説しました。ダンプゼッケンは、土砂等を運搬する大型ダンプ車の安全管理と事故防止を目的とした重要な制度です。対象車両を使用する際は届出と表示の義務を正しく理解し、確実に遵守しましょう。

なお、トラックの不具合にお困りの場合や買い替えをご検討中の場合には、中古トラック専門店「トラックランド」にぜひご相談ください。豊富な在庫と充実したサポート体制で、自社の用途や予算に合った最適な一台をお選びいただけます。

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この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。

実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。

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