中型トラック市場で高い人気を誇る三菱ふそうのファイターは、優れた耐久性と走行性能を兼ね備えた車両です。都市部配送から長距離輸送まで幅広いシーンに対応できる汎用性の高さもあります。
今回の記事では、三菱ふそう・ファイターの特徴をはじめ、中古車両を選ぶ際のポイントを解説し、トラックランドのサービスも紹介します。
中古の三菱ふそう・ファイターをお探しの場合にはぜひ最後までご覧ください。
三菱ふそう・ファイターとは?
中型トラックの代表格として国内外で高い評価を受けている車両です。初代モデルの登場は1984年。以来、時代のニーズに応じた改良を重ね、安全性や燃費性能、快適性を向上させてきました。
キャブバリエーションやボディタイプも豊富で、多様な業種・業態に対応できる汎用性の高さが特徴です。現行モデルでは先進安全装備や環境性能が強化されており、持続可能な物流を支える中核的な存在として活躍しています。
歴代モデル
初代(1984年〜1992年)
1984年に登場した初代ファイターは、小型のキャンターや大型のザ・グレートと外観が統一されたモデルです。複数のマイナーチェンジが行われ、インタークーラー付きターボやABSのオプション設定など、安全性や走行性能の向上が図られました。海外ではインドネシアなどで長期にわたり生産が続けられ、信頼性の高いトラックとして多くの業務に使用されました。
2代目(1992年〜現在)
1992年にフルモデルチェンジされ「フルコンファイター」として登場。丸みを帯びたキャビンデザインと異形4灯ヘッドライトが特徴で、1999年には「ニューファイター」に進化し、エンジンの改良やディスチャージランプの採用、安全装備の強化が図られます。2005年には「ベストワンファイター」へとマイナーチェンジされ、インテリアの質感向上やエクステリアの刷新が実施されました。
さらに、環境性能と燃費を両立するBluetecテクノロジー搭載車の追加、衝突被害軽減ブレーキやESPの標準化など、安全・環境・快適性の各面で大きく進化しながら長期にわたって支持を集めています。多様なニーズに応じてNXやSLなども展開されています。
最新のファイターの特徴
現行の三菱ふそう・ファイターの特徴を「安全性」「経済性」「快適性」に分けて解説します。
安全性
事故を未然に防ぐ先進安全技術が多数搭載されています。衝突被害軽減ブレーキ「ABA5」は、前方の車両や歩行者を検知し、警報と自動ブレーキで衝突を回避するシステムです。左折時の巻き込み事故を防ぐ「アクティブ・サイドガード・アシスト」、ふらつきを検知して警告する「アテンション・アシスト」、車線逸脱を警告するLDWSなどもあります。
「ESP(車両安定制御装置)」が車両の横滑りを抑え、夜間視認性を高めるディスチャージヘッドランプや、衝突時に前後からの潜り込みを防ぐFUPも装備。万一の事故にも備えた堅牢なキャブ構造で、ドライバーの安全も守れます。
経済性
経済性にも優れた中型トラックで、高積載に適した直列4気筒「4V20」エンジンと、パワーに余裕のある直列6気筒「6M60」エンジンを用途に応じて選択可能。いずれも燃費性能に配慮されており、ISS(アイドリングストップ&スタート)機能によって、さらなる省燃費を実現できます。さらにBlueTec®テクノロジーにより、高効率燃焼とNOx・PMの低減を両立。AdBlue®とDPFによる排出ガス処理で、環境規制にも対応しています。
また、J-OBDIIによる異常検知機能や、デジタルタコグラフによる運行データの可視化で管理コストも軽減できます。加えて、トラックコネクトとの連携によりリアルタイムでのデータ取得が可能となり、運行の最適化と燃費向上を図ることができるため、企業全体の経済効率を高めることができます。
快適性
長時間の運転でも疲労を軽減する快適なキャビン設計も魅力です。乗降時は、大型アシストグリップやワイドステップ、90度に開くドアにより、無理なくスムーズな動作が可能。運転席シートはフィット感とサポート性に優れ、オプションでシートヒーター付きのプレミアム仕様も選べます。
ステアリングスイッチや4.1インチのマルチファンクションモニターによって視線移動を最小限に抑え、安全性と操作性を両立。Bluetooth®対応オーディオやUSB接続も可能で、快適な車内環境を実現できます。さらに、蓄冷式フルオートエアコンが省燃費と快適性を両立し、ISS作動中も短時間の冷房が可能。日々の業務におけるストレスを軽減する設計が随所に施されています。
中古トラックを購入する際のポイント
中古トラックを購入する際には「信頼できる販売店で購入する」「車両の状態をしっかりと確認する」ことが大切です。
信頼できる販売店で購入する
まず注目すべきなのが、販売店の信頼性です。販売実績の豊富さはもちろんのこと、在庫車両の整備状況や点検体制なども重要な要素です。品質管理が徹底されている業者であれば、購入後のトラブルを最小限に防げるため安心して購入できます。
また、購入後のアフターサポートも重要なポイントです。万が一の故障時にスムーズに対応してくれる業者であればトラブルによる業務の遅延リスクも軽減されます。
車両の状態をしっかりと確認する
中古車両は新車と異なり、過去の使用状況やメンテナンス等によって性能や寿命に差が出るため、購入前に車両の状態をしっかりと確認しておくことが不可欠です。外装ではキズやサビ、荷台の劣化具合などを確認し、異音やオイル漏れがないかもチェックしましょう。
加えて、ミッションやブレーキ、足回りといった重要部品の状態にも注意が必要です。試乗できる場合は、エンジンの始動性や走行時の挙動、ブレーキの効き具合などを確認しましょう。さらに、電装系や冷暖房などの装備が正常に作動するかも見逃してはなりません。見た目のきれいさだけでなく、内部のコンディションにも目を向け、将来的なトラブルを回避するためにも慎重な判断が求められます。
中古ファイターをお探しなら
三菱ふそう・ファイターをはじめとした中古の中型トラックをお探しであれば、ぜひトラックランドをご利用ください。全国対応の中古トラック販売店で、高品質な車両を多数取り揃え、豊富な在庫の中からお客様の用途やご希望に合った車両のご提案や、条件に合った車両をお探しすることも可能です。
車両に関しては、入庫時に整備士による厳格な点検を実施し、ご希望に応じて必要な整備や架装を行ったうえで納車しております。また、必要なトラックを必要な期間だけ使えるサブスクリプションサービス「サブスクdeスグのり」もご提供しており、初期費用を抑えたい場合や、コストを可視化したい事業者様にはおすすめです。
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三菱ふそう・ファイターの中古車両をお探しの方へ
三菱ふそうのファイターは、中型トラックの代表的なモデルで、中古市場でも人気があり、様々な業界・業種で活用されています。中古車両を検討する際には、信頼できる販売店を選び、車両の状態をしっかりと確認することが大切です。
「トラックランド」では、徹底した品質管理で高品質な中古車両を多数取り揃え、用途やご予算に応じた最適な1台のご提案が可能ですので、中古の三菱ふそう・ファイターをお探しの場合にはお気軽にご相談ください。
この記事を監修した人

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。
実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。
趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。
「月刊トラックランドオンライン」にて、中古トラック選びのコツや業界の最新情報を発信中。
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