「日野・レンジャーの歴代モデルについて知りたい」という方も多いのではないでしょうか。初代モデルの登場から半世紀以上にわたり、エンジン性能や安全装備、外観デザインなど、時代のニーズに合わせてモデルチェンジを重ねてきた日野・レンジャー。
今回の記事では、日野・レンジャーの歴代モデルの特徴・詳細から最新モデルの情報までお届けします。歴代モデルの情報に興味がある方はぜひご覧ください。
日野・レンジャーとは?
日野自動車株式会社が製造・販売する中型トラックで、物流・運送・建設・食品配送など幅広い業種で活用されています。積載性と走行性能のバランスに優れ、日本国内における中型トラック市場で長年にわたりトップクラスのシェアを維持してきたモデルです。
1964年に初代モデルが登場して以来、時代のニーズや法規制の変化に対応しながら改良が重ねられ、現在の6代目モデルへと進化してきました。
【日野・レンジャー】歴代モデルの特徴・詳細

それではここから、日野・レンジャーの歴代モデルの特徴や詳細を解説します。
初代
初代レンジャーは1964年7月にKM300型として登場しました。物流需要の拡大に対応するために開発された中型トラックで、都市部の配送や建設現場など幅広い用途に対応できる実用性の高い車両として人気を集めました。
ハイ・ロー共用点灯式の2灯ヘッドランプを採用し、堅牢なフレームと高性能ディーゼルエンジンにより、長時間の走行や重量物の運搬にも対応できる設計でした。
その後、1969年のビッグマイナーチェンジでヘッドランプが4灯化され、1978年にはDQ100型にエンジンを変更するとともに安全性の向上が図られました。2代目KL型の登場後も継続生産が続けられ、デーキャブレンジャーの登場まで約20年にわたって生産された息の長いモデルです。
2代目
2代目レンジャーは1969年1月に登場しました。イタリア人デザイナー、ジョヴァンニ・ミケロッティが手がけた大型トラック・ZM系と同じテイストのデザインを採用し、それまでのモデルから大きくスタイルが刷新されました。エンジンには新開発の直列6気筒・EC100型(120ps)を搭載し、動力性能も大幅に向上しています。
1972年には145psのEH100型エンジンを搭載した「KL-S」が追加され、6トン積の大型仕様車「レンジャー6」もラインナップに加わりました。1977年のマイナーチェンジでは内装デザインも一新され「悠々キャビン」として発売。快適性への配慮も見られるようになります。
1979年には昭和54年排出ガス規制に適合し、環境性能の面でも時代の要請に応えながら1980年の3代目登場まで生産が続けられました。
3代目
3代目レンジャーは1980年2月に登場し、通称「風のレンジャー」と呼ばれています。昭和54年排出ガス規制に適合したモデルで、それまでのレンジャーKLシリーズに代わり、レンジャー4L・4S・4Dのシリーズ名が新たに設けられました。キャッチコピーは「新しい時代はいつも日野から始まる」です。
1982年のマイナーチェンジでフロントグリルがシルバーに変更され、同年には「レンジャーターボU」が追加されました。1984年のマイナーチェンジでは昭和58年排出ガス規制に適合し、ヘッドライトが丸型4灯から角型4灯へ変更。
通称「シャッターグリル」と呼ばれる仕様では助手席セーフティウインドウも標準装備されました。その後1986年・1988年にも改良が重ねられ、1989年の4代目の登場まで生産が続けられました。
4代目
4代目レンジャーは1989年7月に登場し、通称「クルージングレンジャー」と呼ばれています。CMにはアメリカの女優ダイアン・レインを起用し、それまでのトラックの武骨なイメージを払拭する戦略が話題を集めました。エンジンには平成元年排出ガス規制に適合したH07Dを搭載し、ヘッドライトは異型2灯を採用。「トラックを脱いだ」などのキャッチコピーで、洗練されたイメージを打ち出しました。
1994年のマイナーチェンジでは、中型トラックとして最も早く平成6年排出ガス規制に適合。1999年のマイナーチェンジでは「スペースレンジャー」として刷新され、ABS・サイドドアビーム・運転席エアバッグが標準装備されるなど、安全性能が大幅に強化されました。また、このモデルからキャブ自体の幅を広げるワイドキャブ方式が採用され、居住性も向上しています。
5代目
5代目レンジャーは2001年12月にフルモデルチェンジし、「レンジャープロ」の名称で登場しました。中型トラッククラスとして初めてバンパー埋め込み型のロアヘッドライトを採用したことが大きな特徴で、キャッチコピーは「トラックの進化は未来からやってきた」。当時のCMはオールCGで制作され、ロボットが変形するという斬新な演出が話題を集めました。
2004年のマイナーチェンジでは「レンジャープロ」のサブネームを外し、シンプルに「日野・レンジャー」へと名称を変更。直噴コモンレール式インタークーラーターボエンジンを全車に搭載し、排出ガス性能と燃費性能を大幅に向上させました。
その後も排出ガス規制への対応やハイブリッド車・CNG車の追加、機械式ATの設定など、環境性能と利便性の向上が継続的に図られました。2017年の6代目登場まで、約16年にわたって生産されたロングセラーモデルです。
6代目
6代目レンジャーは2017年4月に約16年ぶりのフルモデルチェンジを経て登場し、通称「17レンジャー」と呼ばれています。なお国外仕様は2015年にインドネシアで先行発表されており、「NEW GENERATION RANGER」として世界市場に投入されました。
エンジンには新開発の5.1L・直列4気筒SOHC16バルブ直噴ディーゼル「A05C型」を全車に搭載。一部グレードでは2段過給ターボを採用し、動力性能と燃費性能を高い次元で両立しています。安全装備も大幅に充実しており、プリクラッシュセーフティ・車線逸脱警報装置・VSC(車両安定制御装置)が全車に標準装備されました。
2021年の改良ではドライバー異常時対応システム(EDSS)が追加されるなど、安全性能のさらなる向上が図られています。2017年度グッドデザイン賞を受賞しており、デザイン面での評価も高いモデルです。
日野・レンジャーを購入するなら

トラックの購入や買い替えをご検討中の方は、中古トラック・商用車を専門に扱うトラックランドにぜひご相談ください。
販売だけでなく、買取・リース(サブスク)など多彩なサービスを全国対応で提供しており、トラックに関する様々なニーズにワンストップで対応可能です。
グループ会社の陸送ネットでは車両登録・車検・整備・陸送にも対応しており、購入後のサポート体制も万全です。日野・レンジャーをはじめとする中古トラックをお探しの方は、ぜひトラックランドのサービス詳細をご覧ください。
日野・レンジャーの歴代モデルをチェック
今回は、歴代の日野・レンジャーの特徴や詳細を中心に解説しました。1964年の初代登場から現在の6代目に至るまで、日野・レンジャーは時代のニーズや排出ガス規制に対応しながら進化を重ねてきました。各世代でエンジン性能や安全装備、外観デザインが刷新され、日本の物流・運送業界を長年にわたって支え続けてきたモデルです。
歴代モデルの変遷を辿ることで、その高い信頼性と技術力の高さが改めて伝わってきます。日野・レンジャーの購入や買い替えをご検討中の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
この記事を監修した人
トラックランド管理人:高良
神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。
実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。
趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。
「月刊トラックランドオンライン」にて、中古トラック選びのコツや業界の最新情報を発信中。
ぜひチェックしてください!





