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トラックのあおりの役割・種類を紹介!メンテナンスの必要性についても

はたらくクルマコラム

トラックのあおりの役割・種類を紹介!メンテナンスの必要性についても

トラックの「あおり」は、荷物の落下を防ぎ、安全な輸送を支える重要なパーツです。あおりがしっかり機能していないと、積載物がズレたり、落下したりするリスクが高まり、安全性や運搬効率に影響を与えます。

あおりには様々な種類があり、素材や構造によって特徴が異なるため、用途に応じた選択が重要です。今回の記事では、トラックのあおりの役割や種類、メンテナンスの必要性について紹介します。

そもそもトラックのあおりとは?

荷台の側面や後方に取り付けられた可動式のパネルのことを指します。主に荷物の落下を防ぐ役割があり、トラックの用途や運搬する荷物に応じて、適切なあおりの高さや構造は異なります。

あおりは、走行中の風の影響を抑える役割もあります。特に軽量な貨物を運ぶ際には、走行中の風圧で荷物が飛ばされるリスクがあるため、あおりがしっかりと機能することで安全性が向上します。

さらに、企業のロゴや広告を載せるスペースとして活用されることもあり、安全面だけでなく、トラックの機能性やデザインの一部としても重要な要素になります。

主なデザイン

トラックのあおりには様々なデザインがあり、代表的なものとして「板チョコ」「額縁」「船底」「面一(つらいち)」の4種類が挙げられます。

板チョコ:あおりの表面に横方向のリブが複数入っており、凹凸のあるデザインが特徴的です。
額縁:あおりの枠部分が少し高くなっており、中央部分が一段低くなっているデザインです。
船底:あおりの下部がゆるやかなカーブを描いて凹んでおり、丸みを帯びた形状になっています。
面一(ツライチ):あおりと荷台の側面がほぼフラットになっており、すっきりとした外観です。

トラックのあおりの種類

トラックのあおりの種類

あおりは、使用素材によって異なる特性があり、積載する荷物の種類や用途に応じて最適な種類を選ぶことが重要です。

ここでは、代表的な4種類のあおり(銅製・アルミ製・ステンレス製・木製)のそれぞれの特徴を解説します。

銅製

銅製のあおりは、強度が高く、耐久性に優れているため、重量物の運搬に適しています。建設資材や機械類などの重い荷物を頻繁に積み下ろしする用途に適しており、長期間使用しても大きな劣化が起こりにくいという利点があります。しかし、その分重量があるため、トラックの燃費や積載可能重量に影響を与える可能性があります。また、錆びやすく、定期的な塗装や防錆処理を行わないと腐食が進行しやすいというデメリットもあります。

アルミ製

アルミ製のあおりは、軽量で扱いやすく、燃費の向上にもつながるため、軽貨物や配送業務用のトラックなどで多く採用されています。錆びにくい性質を持つため、メンテナンスの手間が少なく、長期間の使用にも適しています。さらに、開閉がしやすく作業効率が良くなるのも大きな利点です。しかし、銅製に比べると強度が劣るため、重量物の運搬には向いておらず、強い衝撃を受けるとへこみやすいというデメリットがあります。

ステンレス製

ステンレス製のあおりは、錆びにくく、耐久性が高いため、湿気の多い環境や塩害の影響を受けやすい地域での使用に適しています。特に、海沿いの地域や食品輸送など、衛生面を重視する用途ではその特性が活かされます。さらに、見た目の光沢が美しく、清潔感があるため、外観を重視する場合にも適した選択肢となります。しかし、銅製やアルミ製に比べてコストが高いため、導入時の費用がかかる点がデメリットです。また、比較的重量があるため、燃費や積載量に影響を与える可能性があることにも注意が必要です。

木製

あまり一般的ではありませんが、木製のあおりもあり、軽量で取り扱いやすく、他の素材と比較してクッション性があるため、果物や野菜などの農産物輸送に適しています。木材は積荷を傷つけにくく、衝撃を和らげる効果があるため、繊細な荷物の運搬にも向いています。また、加工しやすい素材であるため、必要に応じて修理や交換がしやすいというメリットもあります。しかし、他の素材に比べて耐久性が低く、割れや腐食が発生しやすいため、定期的な防水・防腐処理が必要になるという点がデメリットです。

あおりのメンテナンスの必要性

あおりのメンテナンスの必要性

トラックのあおりは、長期間使用すると摩耗や劣化が進行し、安全性や機能性が低下する可能性があります。そのため、定期的にメンテナンスを行い、適切な状態を保つことが重要です。特に、あおりの開閉がスムーズに行えなくなったり、固定部分の劣化によって走行中に異音や振動が発生したりする場合は、早急な点検と修理が求められます。

主なメンテナンス方法

①開閉部分の点検と潤滑
あおりのヒンジやロック機構は、頻繁な開閉によって摩耗しやすく、サビや汚れが蓄積すると動作がスムーズに行えなくなります。そのため、定期的に潤滑剤を塗布し、異常がないか確認することが大切です。特に、雨や雪の影響を受けやすい環境では、金属部分のサビ防止対策も重要になります。

②固定金具やロック機構の緩みや破損の確認
あおりを固定するための金具やロック機構が緩んでいると、走行中に振動や衝撃で外れてしまう可能性があります。それを防ぐために、定期的にボルトの締め付けをチェックし、摩耗した部品は早めに交換することが推奨されます。

③汚れや異物の除去
荷物の積み下ろしの際に、土砂や油分が付着すると、あおりの劣化が早まる原因になります。定期的に清掃し、特に接合部や隙間に汚れがたまらないように注意することが大切です。

トラックのあおりについて

トラックのあおりは、荷物の落下防止や積載物の安定性を確保する重要なパーツであり、運搬作業の安全性と効率を高める役割があります。銅製、アルミ製、ステンレス製、木製などの種類があり、それぞれに特性があります。

また、適切なメンテナンスを行うことで、耐久性を維持し、安全な運行を長期間続けることが可能です。ヒンジやロック機構の点検、潤滑処理、防錆対策を怠らず、日々のメンテナンスをしっかり行いましょう。

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