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4トン平ボディの主な用途は?サイズ・必要な免許や中古車選びのポイントを解説

物流・運送業界や建設業界で広く利用されている「4トン平ボディ」。その汎用性の高さから、多種多様な貨物の運搬に適しており、中型トラックの中でも特に人気のある車両タイプです。

この記事では、4トン平ボディの基本的な特徴やその用途、運転に必要な免許、中古車選びのポイントを分かりやすく解説します。

4トン平ボディについて知りたい方や、車両を探している方はぜひ参考にしてください。

4トン平ボディとは?

最大積載量が約4トンの平ボディトラックを指します。荷台部分がフラットな形状で、箱型のトラックとは異なり、囲いのない開放的な構造が特徴です。そのため、荷物の積み下ろしがしやすく、クレーンやフォークリフトを使用した作業にも適しています。

平ボディの荷台は、通常、荷物を固定するためのフックやロープ止めが装備されており、大型機械や建材など、不規則な形状の荷物でも安全に運搬することが可能です。また、荷台の側板(アオリ)は簡単に開閉できるため、効率的に積み込み作業を行えるのも特徴です。囲いのない構造のため、荷物の高さや形状に制限が少なく、幅広い場面で活躍します。

その汎用性の高さから、4トン平ボディは多くの業界で重宝されています。

サイズ

各車両によって異なりますが、主に標準ボディ、ショートボディ、ロングボディ、スーパーロングボディ、ワイドボディに分類されます。

荷台の寸法は以下の通りです。

標準ボディ:6,200mm前後
ショートボディ:4,350mm前後
ロングボディ:7,200mm前後
スーパーロングボディ:8,200mm前後

荷台の幅については、標準ボディで約2,130mm前後、ワイドボディは2,300mm以上になります。

主な用途

物流・運送業や建設業などで4トン平ボディは活用されています。

物流・運送業では、パレット積みの荷物や大型家具、家電製品などを運搬する際に使用され、荷台のフラットな構造が迅速な積み下ろし作業を可能にします。特に多様な荷物を扱う物流業界で重宝されています。

建設業では、鉄骨やコンクリート製品、足場材、重機の部品など、重量物や長尺物の運搬に使用されることが多く、フォークリフトやクレーンを活用した積み下ろしにも適した構造です。また、大型の建材や機械も効率良く積載できます。

4トン平ボディの運転に必要な免許

運転に必要な免許に関しては、普通免許の取得時期によって異なります。2007年(平成19年)6月1日以前に普通免許を取得している場合、その免許で車両総重量が8トン未満、最大積載量が5トン未満のトラックを運転できるため、4トントラックも運転可能です。

しかし、2007年6月1日以降に普通免許を取得した場合、4トン平ボディを運転するには「中型免許」が必要になります。

なお、中型免許を取得するには、普通免許または準中型免許を取得してから、通算で2年以上の運転経験が必要です。

普通免許と中型免許の中間に位置する「準中型免許」は、最大積載量が4.5トンまで、車両総重量が7.5トン未満のトラックに限られます。車両総重量が7.5トン以上ある4トン平ボディに関しては運転できません。

【4トン平ボディ】中古車選びのポイント

ここからは、中古トラックをお探しの方に向けて、選ぶ際のポイントを紹介します。

信頼できる販売店を選ぶ

適切な点検と整備が行われている販売店を選ぶことが何より重要です。そのため、自社整備工場を持つ販売店を選ぶのがおすすめです。そうした販売店では、車両の入庫時に専門の整備士が厳密な点検を行い、必要な整備を実施した上で販売されていることが多いため、購入後のトラブルを大幅に減らせます。

また、アフターサービスが充実している販売店を選ぶのもポイントです。定期点検やメンテナンス、修理を迅速に対応してもらえる販売店であれば、購入後も安心して運用することができます。さらに多数の車両を取り扱う販売店であれば、異なるメーカーや仕様を比較しながら自社のニーズに合った車両を選びやすくなります。

用途に合ったサイズや仕様を選ぶ

先ほど説明した通り、4トン平ボディは標準ボディ、ロングボディ、スーパーロングボディ、ワイドボディに分類され、それぞれ特徴がありますので、運搬する貨物の種類や量、環境に応じて最適なものを選択する必要があります。

大型の荷物や長尺物を運ぶ機会が多い場合は、ロングボディやスーパーロングボディが適しています。一方、小回りが利く車両が必要な場合や狭い現場での使用が多い場合は、標準ボディやショートボディが便利です。

また、架装品や装備にも目を向けましょう。クレーンやパワーゲートが装備された車両は、建設業や重量物の運搬に適しており、リフト付きの荷台は、物流業や配送業での利便性を高めます。用途に応じた仕様を選ぶことで、作業効率の向上やコスト削減が期待できます。

車両の状態をしっかりと確認する

車両の状態をしっかりと確認することも重要です。エンジンを始動させ、異音や振動がないか、排気ガスに異常がないかをチェックするのが基本です。エンジンはトラックの性能を左右する最も重要な部分であるため、慎重に確認しましょう。

荷台部分の状態も重要なポイントです。荷台に錆や腐食がないか、側板(アオリ)がスムーズに開閉するかを確認します。荷台のコンディションは、日常的な使用に大きな影響を与えるため、傷や劣化が目立つ場合は注意が必要です。

また、外装や内装の状態にも目を向けるべきです。塗装の剥がれや大きな傷がないか、運転席やキャビン内の状態や装備の動作確認を行います。オーディオやナビ、エアコンなど、日常的に使用する機能が正常に動作するかの確認も重要です。

4トン平ボディをお探しなら

4トン平ボディをお探しであれば、ぜひトラックランドのご利用をご検討ください。トラックランドでは、大型トラックから中型・小型トラック、トラクタ、トレーラ、さらには商用車やバンタイプまで、幅広い車両を取り揃えています。ご希望の車両が在庫にない場所に、全国のネットワークを活用してお探しするサービスも提供しています。

トラックランドでは、仕入れ時から車両の品質管理を徹底し、整備資格を持つ専門スタッフが入庫時に厳密な点検を実施し、洗車や清掃、必要に応じた架装や板金作業を行い、高品質な状態でお客様にお届けしています。

また、通常の購入だけでなく、サブスクリプションサービス「サブスクdeスグのり」も提供しています。必要なトラックを必要な期間だけ利用できるため、初期投資を抑えたい場合に最適です。月額定額制で利用できるため、コストの透明性が高まり、予算管理がしやすいというメリットもあります。

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4トン平ボディについて

4トン平ボディは、その汎用性と積載能力の高さから、幅広い業界で活躍しています。その特徴的なフラットな荷台構造により、多様な形状やサイズの貨物を効率的に運搬可能です。

運転に必要な免許は取得時期や車両によって異なるため、自分の免許が適用範囲に含まれるか事前に確認することが大切です。中古車を選ぶ際には、信頼できる販売店を選び、用途に合ったサイズや仕様であるかを確認し、車両の状態をしっかりとチェックすることで、購入後のトラブルを防ぐことができます。

4トン平ボディを検討されている方は、ぜひ今回の記事を参考にして、自社のニーズに合ったトラックをお選びください。

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