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9トントラックの主な用途・種類は?サイズ・必要な免許についても解説

はたらくクルマコラム

9トントラックの主な用途・種類は?サイズ・必要な免許についても解説

高い積載力で物流・運送業界を支える大型トラックは様々な現場で活用されています。

この記事では「9トントラック」をテーマに種類や主な用途、運転に必要な免許、サイズ・積載量、中古車両を選ぶ際のポイントを紹介します。

9トントラックに興味がある方や、大型トラックの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

9トントラックとは?

最大積載量が9トン程度のトラックを指し、通常の大型トラックと中型トラック(4トントラック)の「増トン車」に分けられます。増トン車とは、トラックの車軸やフレームを強化することで積載量を増加させたトラックのことです。

最大積載量が6.5トン以上、車両総重量が11トン以上のトラックは、大型トラックに分類されます。

中型トラックの増トン車の車両総重量の上限は11トンとなっており、4トントラックを基にした車両でもこの条件内で積載量を増やすことが可能です。

それにより、中型トラック並みの操作性を維持しながら、より多くの貨物を一度に運べるため、効率的な輸送が求められる現場で重宝されています。

種類・主な用途

9トントラックには、様々な荷台形状があり、用途に応じて選ばれます。

【主な種類】
・平ボディ
・アルミウィング / バン
・ダンプ
・冷蔵冷凍車
・ミキサー車

平ボディは、荷台がフラットで、クレーンやフォークリフトを使った積み下ろしが容易に行えます。建材や機械、農産物、重量物などの不定形の貨物や大型資材の運搬に適しています。

アルミウィング・バンは、側面が開閉するウィングや密閉構造のバンタイプで、天候に左右されずに貨物を保護できるため、工業製品、日用品、家具などの輸送に適しています。ウィングはパレット積みもしやすく、積み下ろしが効率的に行えます。

ダンプは、荷台が傾斜することで砂利や土砂を降ろせる構造です。建設現場での資材や土砂の運搬に使われ、土木工事や建設工事など、積み下ろしが頻繁に必要な業務に最適です。

冷蔵冷凍車は、冷蔵・冷凍機能が付いているため、食品や飲料、医薬品など、温度管理が必要な貨物の輸送に使用されます。温度を一定に保つことができ、長距離輸送にも適しています。

ミキサー車は、回転するドラムが荷台に取り付けられ、生コンクリートを運搬するために使用されます。建設現場に到着するまでコンクリートを撹拌し続けられるため、建築・土木現場での使用が一般的です。

必要な免許

9トントラックの運転には大型免許が必要です。大型免許は、車両総重量が11トン以上、最大積載量が6.5トン以上、または乗車定員が30人以上の車両を運転するために求められる免許で、9トントラックもこの条件に該当します。

取得要件としては、まず普通自動車免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得していることが必要で、それらの運転経歴が通算3年以上あることが求められ、最短で21歳から取得が可能です。

視力や深視力、聴力、色彩識別などの適性試験もクリアする必要があり、視力では両眼で0.8以上、片眼で0.5以上が条件となります。

取得方法には、自動車教習所での教習を通じて取得する方法と、試験場で直接一発試験を受ける方法があります。教習所での取得は、学科と技能の教習を受けた後に卒業検定に合格し、運転免許試験場で適性検査を受けることで完了します。

それに対して一発試験は、教習所に通わずに試験場で適性検査、学科試験、技能試験を直接受けて合格することで取得できます。一発試験は費用を抑えられる一方で難易度が高く、試験への十分な準備が必要です。

9トントラックのサイズ・積載量

9トントラックのサイズ・積載量

サイズや積載量に関しては、各車両によって異なりますが、全長、全幅、全高は以下の範囲内です。

全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内

中古車両を選ぶ際のポイント

中古車両を選ぶ際のポイント

中古車両を選ぶ際のポイントを販売店を選ぶ際、現車確認時に分けて紹介します。

販売店を選ぶ際のポイント

中古車両を購入する際には、信頼できる販売店を選ぶことが何より重要です。まず、多様なメーカーやモデルのトラックを取り扱っている専門販売店を選ぶと、自分のニーズに合った車両を見つけやすくなります。複数のメーカーやモデルを一度に比較できるため、仕様や価格の違いを把握しながら、最良の選択ができるでしょう。

また、自社で整備工場を持つ販売店を選ぶと安心です。自社整備工場がある販売店では、仕入れ段階から車両のメンテナンスや状態確認がしっかりと行われ、質の高い車両が提供されていることが多いためです。

さらに、アフターサービスが充実しているかどうかもポイントです。自社工場での定期点検や修理対応が可能な販売店は、購入後も安心して車両を使い続けることができます。質の高い中古車両を探すためにも、これらのポイントを考慮して販売店を選ぶことが大切です。

現車確認時のポイント

中古車両を購入する際の現車確認では以下のポイントをチェックしましょう。

・エンジンの状態
・外装や内装の状態
・付属品や架装品の動作確認

エンジンを始動させて異音がしないか、マフラーからの音に異常がないかを確認します。エンジンの健康状態はトラックの性能に直結するため、入念に確認しておくことが大切です。

外装や内装の状態も見逃せません。荷台や荷室の状態を確認することで、日常的な運用での耐久性が判断しやすくなります。荷台に腐食や傷がないか、外装や内装に目立ったダメージがないかを確認しましょう。

付属品や架装品の動作確認も重要です。オーディオやナビ、架装品が正常に作動するかを確認し、快適性や利便性が損なわれていないかを確認します。これらのチェックをしっかり行うことで、購入後の想定外のトラブルを避けることができます。

9トントラックをお探しなら

9トントラックをお探しなら

9トントラックの購入をお考えであれば、豊富な在庫で多様なサービスを提供している「トラックランド」をぜひご利用ください。トラックランドでは、大型、中型、小型トラックやトレーラー、トラクタ、バンタイプの商用車など、幅広い車両を取り揃えています。

在庫がない場合でもお客様のご要望に応じて最適な車両をお探しするサポートも行っております。

また、トラックランドでは販売から架装、板金、車検整備、陸送までワンストップで対応できる体制が整っています。中古車両に関しては、仕入れの段階から厳格なチェックを行い、整備士が詳細な検査を実施しています。

納車前には洗車や清掃、必要に応じて架装や整備も行うなど、安心してお使いいただける状態でお届けしています。

さらに、トラックランドでは通常の販売だけでなく、必要なトラックを必要な期間だけ利用できる「サブスクdeスグのり」サービスも展開しており、初期投資を抑えつつコストを可視化できるため、多くの企業様からご好評いただいています。

9トントラックをお探しの際は、ぜひトラックランドのサービスのご利用をご検討ください。

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9トントラックについて

積載能力が高く、物流・運送業などで利用されている9トントラックは、平ボディやアルミウィング、ダンプ、冷凍冷蔵車、ミキサー車など様々な荷台形状があります。

9トントラックの運転には大型免許が必要で、取得には3年以上の運転経験や視力、聴力の基準を満たすことが条件となります。

中古車の購入を検討する際は、信頼できる販売店を選び、しっかりと現車確認をすることが大切です。エンジンの状態や荷台、内外装、付属品の動作などをチェックすることで、購入後のトラブルを防ぎやすくなります。

各ポイントを考慮して、用途に合った最適な9トントラックを選びましょう。

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