『燃料高騰のあおりを受けて、燃料費が経営を圧迫している。』
『燃費コスト削減のため、出来る対策はあるのだろうか?』
昨今の燃料費高騰に頭を悩ませている事業者の方も多いのではないでしょうか?
トラック運送事業の経営面において、「燃料費」は「人件費」に次いで占める割合の大きな経費であり、燃料費高騰は運送業界全体の課題と言われています。
この記事では、「トラックの大きさ別の平均燃費」や「平均燃費の計算方法」、「燃費を向上させる方法」を紹介し、燃費改善のための「高年式トラックへの乗り換え」についても解説します。
現役トラックドライバーから事業経営に携わる方まで、燃費とエコドライブの必要性は今後の運送業界の必須科目と言っても過言ではありません。燃費についての知識とポイントをしっかりと整理していきましょう。
【大きさ別】トラックの平均燃費
トラックの大きさ別の平均燃費は次の通りになります。
トラックの種類 | 燃費の目安(km/L) |
大型 | 3 ~ 3.5 |
中型 | 4~5 |
小型 | 4.5 ~ 6.5 |
車体重量が重く、多くの荷物を運ぶトラックの平均燃費は、一般的な乗用車に比べて非常に悪いといえます。
特に大型トラックは長距離輸送が主なため、燃料搭載量も多くなります。その結果、荷物と併せて燃料分の重量も加算されるため、燃費消耗の原因となります。
トラックの燃費計算方法
平均燃費の計算式は、以下の通りです。
【走行距離(km) ÷ 使用した燃料(L) = 平均燃費(km / L)】
上記の計算式を踏まえて、実際に乗られているトラックでの燃費を計算してみましょう。
①燃料を満タンにする
②トリップメーター(区間距離計)をリセットする
③走行し、燃料を減らす
④再度、燃料を満タンにする
⑤計算式(走行距離 ÷ 給油量)に当てはめ、計算をする
積荷の有無や走る経路によって燃費は変動します。一度だけではなく、数回に渡って算出した数値のさらに平均値を求めることで、より正確な平均燃費の値に近づけることができます。
トラックの燃費を向上させる方法
燃費を向上させることにより経費を削減できる事はもちろん、地球環境にも配慮したクリーンな企業イメージが定着し、事故リスク低減による安全の観点からも、経営面でのメリットは非常に大きいといえます。
また、経年劣化したトラックは燃費性能が落ちるため、燃費性能の良い高年式トラックへの買い替えやリースを検討するべきでしょう。
トラックの燃費を向上させるポイントは3つあります。
①省エネ運転
②メンテナンス
③高年式トラックへの乗り換え
省エネ運転
・空ぶかしの抑制
無駄な燃料消費となってしまいます。
・ゆるやかな発進と加速
ベタ踏みはせず、アクセルの踏み込みは8割程度に抑えましょう。
・エンジンブレーキを多用
燃料供給カット状態となるため、燃料の節約になります。
・予知運転による停止と発進
先を見越した運転で、停止と発進の回数を減らすことで節約になります。
・経済速度の順守
速度が遅過ぎても早過ぎても、燃料消費量は多くなります。
・定速走行に努める
加速と減速を繰り返す波状運転では、燃費は悪化します。
・早めのシフトアップ
シフトアップによりエンジン回転数が下がり、燃料噴射量が減少するため節約になります。
・アイドリングストップ
アイドリング時の燃料消費量は、1時間あたりエンジン排気量の1/10リットルです。
メンテナンス
・エアクリーナー
目詰まりは燃費悪化の原因となり、およそ3%低下するといわれています。
・エンジンオイル
オイル劣化による燃費悪化だけではなく、エンジン損傷の原因となります。
・タイヤの空気圧
空気圧が基準よりも低くなると摩擦抵抗が増え、結果的に燃費悪化の原因になります。
高年式トラックへの乗り換え
経年劣化したトラックには燃費向上の見込みが期待できないため、燃費性能の良い「高年式トラック」への乗り換えが1番の燃費向上といえるでしょう。
近年では各メーカーよりハイブリッドモデルも登場し、燃費性能も格段に進歩していることから、給油回数の減少にもつながっています。安全性の向上、快適性や運転負荷の軽減にも特化しており、ドライバーに嬉しい装備が充実しています。
燃費の良い高年式トラックに乗り換えるなら
1番の燃費向上は高年式トラックに乗り換える事とは分かっていても、さっそく乗り換えとはいかないのが現状でしょう。安い買い物ではないですし、購入のタイミングに慎重にならざるを得ません。
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トラックの燃費を向上させるなら
トラックの燃費を向上させるポイントは3つあります。
①省エネ運転
②メンテナンス
③高年式トラックへの乗り換え
省エネ運転を心掛け、車両のメンテナンスにも気を配ることで燃費は向上します。
日々の配慮の積み重ねはとても大切な事ですが、燃費ばかり気にしてしまい、それをドライバーに押し付けて疲弊させ事故につながっては本末転倒です。
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