トラックランドONLINE

まなびのコラム

トラックの寿命って?目安となる年数・走行距離や長く使用するコツも

トラックは事業の収益を支える重要な資産であり、できるだけ長く安全に使用したいと考える方は多いのではないでしょうか。しかし、トラックにも寿命があり、走行距離の増加や年数の経過とともに車両の各部に劣化が生じてきます。

適切なタイミングで買い替えを判断するためには、トラックの一般的な寿命の目安や、寿命に影響を与える要因を把握しておくことが大切です。

今回の記事では、トラックの寿命の目安となる年数・走行距離をはじめ、寿命を左右する要因や買い替えを検討すべきサイン、さらには寿命を延ばすためのポイントまで解説します。

トラックの寿命の目安

トラックの寿命は使用環境や整備状況などによって大きく異なりますが、ここでは、「年数」と「走行距離」の2つの観点から寿命の目安を解説します。

年数の目安

トラックの寿命を年数で見た場合、小型トラックは約10〜15年、中型トラックは約12〜20年、大型トラックは約15〜20年程度とされています。

大型・中型トラックは車体やエンジンが頑丈に設計されているため、小型トラックと比べて長期間の使用に耐えやすい傾向があります。ただし、年数が経過するとゴム部品や電装系、足回りなどの劣化は避けられません。

走行距離の目安

走行距離の観点では、小型トラックで約20〜40万km、中型トラックで約40〜60万km、大型トラックで約60〜100万km程度が寿命の目安とされています。大型トラックは長距離輸送に使用されることが多いため、エンジンや駆動系の耐久性が高く、走行距離の面でも長寿命となっています。

走行距離が増えるにつれて、エンジンやトランスミッション、ブレーキ系統といった主要部品の摩耗・劣化が進行します。そのため、走行距離が目安に近づいてきた場合は、車両状態をより慎重に確認することが大切です。

トラックの寿命に影響する要因

トラックの寿命に影響する要因

トラックの寿命に影響する主な要因として以下のことが挙げられます。

車両のサイズ・種類

前述のとおり、トラックは車両のサイズによって寿命の目安が異なります。大型トラックは長距離・高負荷の使用を前提に設計されているため、エンジンやフレームの耐久性が高く、結果として長寿命になる傾向があります。

一方、小型トラックは都市部での短距離配送に多く使われ、頻繁な発進・停止を繰り返すことからエンジンやブレーキへの負担が蓄積しやすく、大型に比べて寿命が短くなりやすいとされています。また、冷凍車やダンプといった特装車は、架装部分の機構にも消耗が生じるため、車両全体の寿命に影響を及ぼすことがあります。

使用環境・積載状況

トラックがどのような環境で使用されているかも、寿命を左右する大きな要因です。山間部や未舗装路を頻繁に走行する車両は、足回りやサスペンションへの負担が大きく、劣化が早まる傾向にあります。また、沿岸部など塩害を受けやすい地域で使用される車両は、車体やフレームの錆が進行しやすくなります。

積載状況も重要なポイントです。最大積載量に近い荷物を常に積んで走行している車両は、エンジンや駆動系、ブレーキへの負荷が大きく、各部品の消耗が早まりやすくなります。過積載は車両への負担が極端に増すだけでなく、法令違反にも該当するため、適正な積載量を守ることが重要です。

メンテナンス・整備の頻度

トラックの寿命を最も大きく左右するのが、日常的なメンテナンス・整備の状況です。エンジンオイルやフィルター類の定期交換、ブレーキパッドやタイヤの適切な交換など、基本的な整備を怠らずに行っている車両は、同じ年式・走行距離であってもコンディションに大きな差が出ます。

反対に、整備を後回しにしていると小さな不具合が蓄積し、やがてエンジンやトランスミッションといった重要部品の故障につながる恐れがあります。

トラックの買い替えを検討すべきサイン

トラックの買い替えを検討すべきサイン

トラックをできるだけ長く使いたいと考えるのは自然なことですが、以下のようなサインが見られたら買い替えを検討するタイミングかもしれません。

まず、故障の頻度が増え、修理費用がかさむようになった場合です。年間の修理費用の総額が車両の残存価値を上回るようであれば、買い替えたほうが経済的な判断となる場合もあります。また、年式が古くなるほど車検時に交換が必要な部品も増え、車検費用の負担が大きくなる傾向にあります。

さらに、メーカーでの部品生産が終了し、必要な部品の調達が困難になると、修理に時間がかかり車両の稼働停止期間が長引くことで事業にも影響を及ぼしかねません。

そのほか、燃費の著しい悪化やエンジンの出力低下、異音・振動の増加といった走行性能の低下が顕著になった場合も、車両の寿命が近づいているサインです。そうした兆候が重なるようであれば、早めに買い替えを検討することをおすすめします。

トラックの寿命を延ばすためのポイント

トラックの寿命を延ばすためのポイント

トラックの寿命を少しでも延ばすためには、日々の使い方とメンテナンスの積み重ねが重要です。

まず基本となるのが、日常点検の習慣化です。運行前にエンジンオイルや冷却水の量、タイヤの空気圧、ブレーキの効き具合などを確認することで、小さな異常を早期に発見し、大きな故障を未然に防ぐことができます。また、法定点検や定期整備を確実に実施し、消耗部品を適切なタイミングで交換することも欠かせません。

エンジンオイルやフィルター類、ベルト、ブレーキパッドなどは使用に伴い劣化が進むため、交換時期を見逃さないようにしましょう。

さらに、日頃の運転方法も寿命に大きく影響します。急発進・急ブレーキ・急加速を避けた丁寧な運転を心がけることで、エンジンや駆動系、ブレーキへの負担を軽減できます。過積載を避け、最大積載量の範囲内で適切に使用することも車両を長持ちさせるための基本です。

トラックの買い替えを検討している方へ

今回は、トラックの寿命の目安となる年数・走行距離をはじめ、寿命に影響する要因や買い替えを検討すべきサイン、寿命を延ばすためのポイントなどを解説しました。日常点検や定期メンテナンスを徹底することで車両の寿命を延ばすことは可能ですが、修理費用の増加や性能の低下が目立つようになった場合には、早めの買い替えを検討することが大切です。

なお、トラックの不具合や車両の買い替えをご検討中の場合には、ぜひ「トラックランド」にご相談ください。全国対応で、車両の買取・販売をはじめ、陸送・メンテナンス・リース(サブスク)まで一括対応が可能です。

グループ会社の「陸送ネット」では、定期点検・修理・メンテナンスなどのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

トラックランドの詳細はこちら

陸送ネットの詳細はこちら

車両の陸送・登録・車検・整備を手掛け、全国対応でスムーズな車両移動をサポート。特殊車両や大型車両にも対応し、法人・個人を問わず幅広いニーズに応えています。

この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。

実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。

「月刊トラックランドオンライン」にて、中古トラック選びのコツや業界の最新情報を発信中。

ぜひチェックしてください!

ダンプゼッケンとは何?対象や申請方法・流れを解説前のページ

トラックが故障したらどうする?取るべき行動・対処法を紹介次のページ

カテゴリー

月刊トラックランド本誌の定期購読ご希望の方はこちら
月刊トラックランド本誌バックナンバー
PAGE TOP