バスというと公共交通機関や観光ツアーで利用するものというイメージが強いですが、実は個人や企業・団体がバスを自家用として所有していることも多いです。
今回の記事では、自家用バスの定義や、主な種類、価格、運転に必要な免許、所有する際の注意点などを解説します。バスの所有を検討されている場合には、ぜひ参考にしてください。
自家用バスとは?
旅客運送事業(有償での旅客輸送)を目的とせず、個人・企業・団体が自らの用途のために所有・使用するバスのことを指します。一般的に「白ナンバー」と呼ばれる自家用登録のナンバープレートを取り付け、有償での旅客輸送を行うことはできません。
営利目的で旅客を輸送する場合には緑ナンバー(事業用)の取得が必要となりますが、自らの組織や目的のために使用する範囲内であれば活用することができます。
主な用途
学校・教育機関での送迎
幼稚園や保育園、学校などの教育機関において、児童・生徒の送迎バスとして活用されています。
福祉施設の送迎
介護施設やデイサービス、障害者支援施設などにおいて、利用者の送迎手段として活用されています。車いす対応のスロープやリフトを備えた福祉車両仕様のバスも流通しています。
企業の社員送迎
最寄り駅から事業所までの社員送迎や、工場・物流施設など公共交通機関でのアクセスが不便な場所への送迎手段としても活用されています。
スポーツチームの移動手段
サッカーや野球、バスケットボールなどのスポーツチームにおいて、試合会場や練習施設への移動手段としても活用されています。
バスを所有する上で知っておくべき基礎知識

バスを所有するにあたっては、一般的な乗用車やトラックとは異なる知識が必要です。
ここでは、バスを所有するうえで押さえておくべき基礎知識を解説します。
バスの種類
マイクロバス
乗車定員がおおむね18〜29名程度のコンパクトなバスです。一般的な駐車場にも入るサイズ感で取り回しがしやすく、中古市場での流通量も多いことから、自家用バスとして最も導入しやすい種類といえます。
中型バス
乗車定員がおおむね27名程度の中型サイズのバスです。マイクロバスよりも多くの人数を輸送できるため、学校の課外活動や福祉施設の送迎などに適しています。
大型バス
乗車定員がおおむね45〜53名程度の大型バスです。自家用として導入されることは少ないですが、観光バスや路線バスとして使用されていた車両が自家用として流通しているケースもあります。
車両価格・維持費
バスの車両価格は種類・年式・状態によって大きく異なります。新車の場合、マイクロバスで1,000万円前後、大型バスでは3,000万円〜1億円近くに達することも珍しくありません。
中古車の場合、マイクロバスであれば数十万円から数百万円程度で購入できる場合もあります。中型・大型バスの中古車両は数百万円から1,000万円以上が目安となりますが、年式や状態によって価格に大きな幅があります。
維持費については、乗用車よりも大幅に高くなる点を念頭に置いておく必要があります。車検は1年ごとの実施が義務付けられており、費用は車両の状態や整備内容によって異なりますが、数十万円程度が目安となります。
燃料費や保険料、タイヤ交換費用なども乗用車と比べて高額になるため、購入前に維持費全体を見積もったうえで検討することが重要です。
必要な免許
バスを運転するために必要な免許は、車両の乗車定員によって異なります。
中型免許
乗車定員11〜29名の車両を運転する場合には中型免許が必要です。マイクロバスの多くはこの区分に該当します。中型免許は、基本的に普通免許等の取得から通算2年以上の運転経験があれば取得できます。
大型免許
乗車定員30名以上の車両を運転する場合には大型免許が必要です。大型免許は、基本的に普通免許等の取得から通算3年以上の運転経験があれば取得できます。
バスを所有する際の注意点

バスを自家用として所有する際には、乗用車とは異なる注意点もあります。購入前にしっかりと把握しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
有償運送の禁止
前述の通り、自家用バス(白ナンバー)での有償旅客輸送は道路運送法で禁止されています。運賃や対価を受け取ることは違法となり、有償での旅客輸送を行う場合には、緑ナンバー(事業用)の取得と旅客自動車運送事業の許可が必要となるため、使用目的を明確にしたうえで導入を検討することが重要です。
整備管理者の選任義務
乗車定員30名以上のバスを1台以上所有する場合には、整備管理者の選任が法律で義務付けられています。整備管理者は車両の日常点検や定期点検の管理を行う役割を担うもので、一定の資格要件を満たした者を選任する必要があります。
個人や企業がバスを所有する際には、整備管理者の確保も含めた体制づくりが必要となるため、事前に確認しておくことが重要です。
駐車スペースの確保
バスは車体が大きいため、駐車スペースの確保が課題となることが多いです。マイクロバスでも、一般的な月極駐車場では対応できないことが多く、自宅や事業所に十分なスペースがあるかどうかを事前に確認し、必要に応じてバス専用の駐車スペースを用意しておく必要があります。
また、出入口の幅や天井の高さなど、バスの車体サイズに対応できる環境かどうかも合わせて確認しておきましょう。
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バスの所有をお考えなら
今回の記事では「自家用バス」に焦点を当て、所有するにあたっての基礎知識や注意点を解説しました。購入前に維持費や法令上の義務を十分に把握したうえで、自社や自身の用途に合った車両を選ぶことが重要です。
なお、自家用バスを購入する際には、充実した在庫とサポート体制を誇る「トラックランド」へぜひお気軽にご相談ください。
この記事を監修した人
トラックランド管理人:高良
神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。
実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。
趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。
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