冷却装置を備えた冷凍車は、荷室の温度を-18℃~-30℃という低温に設定できるのが特徴です。
冷凍食品やアイスクリームといった荷物の運搬に適したトラックで、複数の荷室の温度を別途設定できるタイプのものもあります。
用途が明確な一方、一般的なトラックと異なる点も多く、選ぶ際のポイントも変わってきます。
この記事では、おすすめの中古冷凍車をご紹介し、中古トラックを選ぶ際のポイントについても触れていきます。
【中古トラック】冷凍車おすすめ5選
新型コロナ禍での「巣ごもり需要」を一つの契機として、冷凍食品の需要が伸びたこともあってか、中古トラック市場でも冷凍車の在庫は一定数存在しています。
まずは、トラックランドのラインナップの中から、特におすすめの冷凍車の中古トラックをいくつかご紹介します。
三菱ふそう・キャンター
<車両情報>
区分 | 小型 |
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URL | https://truckland.jp/store/detail/7101/ |
年式 | 平成28年06月 |
最大積載量 | 2,000kg |
車両総重量 | 4,945kg |
ミッション | デュオニック |
走行距離 | 262,000km |
<おすすめポイント>
【準中型(5t限定)免許対応 ※旧普通免許OK】
・標準ショート
・東プレ製-30度設定
・左スライド扉
・全低床
・デュオニック(2ペダル)
・150馬力
・ETC、バックアイカメラ
・キャブメッキ(ミラー、コーナー、グリル、バンパー)
【上物】
メーカー:東プレ
門枠㎝:W167×H175
床面:ステンレス
ラッシングレール:1段
断熱厚
ルーフ:75㎜
サイド:75㎜
フロント:75㎜
リア:75㎜
フロア:75㎜
【冷凍機】
メーカー:東プレ製
型式:XV22LOC-P
設定温度:-30度
動作確認:30分後(14.5℃→-18℃)
日野・デュトロ
<車両情報>
区分 | 小型 |
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URL | https://truckland.jp/store/detail/7899/ |
年式 | 平成30年12月 |
最大積載量 | 3,000kg |
車両総重量 | 6,905kg |
ミッション | SAT |
走行距離 | 311,000km |
<おすすめポイント>
【準中型免許対応 ※5t限定を除く】
・ワイドロング
・東プレ製-30度設定
・スタンバイ
・保冷カーテン付
・キーストン
・リア3枚扉
・全低床
【上物】
メーカー:東プレ
門枠cm:W200×H189
床面:キーストン
【冷凍機】
メーカー:東プレ
設定温度:-30度
スタンバイ付(コード欠品)
日野・デュトロ
<車両情報>
区分 | 小型 |
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URL | https://truckland.jp/store/detail/6669/ |
年式 | 令和04年06月 |
最大積載量 | 3,000kg |
車両総重量 | 6,895kg |
ミッション | AT |
走行距離 | 70,000km |
<おすすめポイント>
【準中型免許対応 ※5t限定を除く】
★ディーラー点検記録簿付★
・ワイドロング
・東プレ製 低温設定 XVシリーズ
https://www.topre.co.jp/products/teion/xv.html
・2層式
・両サイド扉
・スタンバイ
・保冷カーテン
・150馬力
・バックアイカメラ
【上物】
メーカー:東プレ
年式:R4.4
門枠㎝:W200×H185
床面:アルミ縞板
ラッシングレール:2段
【冷凍機】
メーカー:東プレ XVシリーズ
年式:R4.4
型式:XV42LSC-U
低温式-30℃設定
日野・プロフィア
<車両情報>
区分 | 大型 |
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URL | https://truckland.jp/store/detail/7894/ |
年式 | 平成29年02月 |
最大積載量 | 13,200kg |
車両総重量 | 24,940kg |
ミッション | 7速MT |
走行距離 | 805,000km |
<おすすめポイント>
・高床3軸
・低温設定 菱重製-30度設定
・サブエンジン
・リターダ
・キーストン
・ジョルダー4列
・アルミホイール
・ベッド、バックアイカメラ
【上物】
メーカー:矢野特殊自動車
門枠cm:W227×H220
床面:キーストン
ラッシングレール:2段
ジョルダー:4列
【冷凍機】
メーカー:菱重製
型式:TU73E3-CN
設定温度:-30度
サブエンジン
日野・プロフィア
<車両情報>
区分 | 大型 |
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URL | https://truckland.jp/store/detail/7768/ |
年式 | 平成21年06月 |
最大積載量 | 13,100kg |
車両総重量 | 24,940kg |
ミッション | 7速MT |
走行距離 | 1,191,000km |
<おすすめポイント>
・4軸低床
・デンソー製-32度設定
・後輪エアサス
・リターダ
・ベッド、バックアイカメラ
【上物】
メーカー:フルハーフ
床面:アルミ
門枠㎝:238×230
ラッシングレール:3段
【冷凍機】
メーカー:デンソー製
設定温度:-32度 ※冷凍機動作不良
中古冷凍車を選ぶ際のポイント
冷凍車は、冷凍方式・原動力・温度調整など、車両選びにおいて複数の注意点が存在します。
以下、中古冷凍車を選ぶ際に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。
冷凍方式
冷凍車には、大きく分けて次の3つの冷凍方式があります。
機械式 | クーラーと同様の原理で庫内の温度を下げる冷凍方式。 1度刻みで荷室温度の調整ができ、室外環境・目的に応じた運用が可能。 【具体的なメカニズム】 ●冷媒を圧縮して高温・高圧にしたガスをコンプレッサー(圧縮機)で送り出し、外気によって冷却する ●コンデンサー(凝縮器)内で冷媒を液体に戻す ●エバポレーター(蒸発器)内で冷媒を気化させることで周囲の空気を冷却 ●ターボファンによって冷却された空気を装置全体に循環 |
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液体窒素式 | 液体窒素を用いて荷室を冷やす冷凍方式。 -40℃まで冷やすことが可能。 冷却効果が高く、特に鮮度を保つ必要がある食料品等を運搬するのに用いられるが、液体窒素は高価な傾向にあり運用コストがネック。 |
蓄冷式 | 荷室に凍結した冷却板を入れて室温を下げる冷凍方式。 車体エンジンがかかっているかどうかに関係なく荷室を冷やせるメリットがある一方、一定の室温を保ち続けるのには適していない。 |
総合的に見て便利なのは機械式で、実際に多く利用されているのも機械式です。
しかし、機械式は他の冷凍方式に比べて複雑な構造になっているため、各種ユニットが正常に作動し、冷却が問題なく行われているかどうかチェックが必要です。
例えば、コンプレッサーなら異音・振動はないか、コンデンサーやエバポレーターのフィンが汚れているなどの異常はないかなど、ユニットごとにチェックすることも大切です。
原動力
冷凍車の冷凍機能を動かすためには、基本的にエンジンをかけている必要があります。
具体的な構造としては、大きく以下の2種類に分けられます。
●直結式
●サブエンジン式
直結式には、車両のエンジンによって荷室を冷やすタイプが該当します。
冷却装置を軽量化し、省エネルギー化が期待できる構造ですが、エンジンを切ってしまうと冷却装置が働かなくなるため、駐車時に荷室を適温に保てないというデメリットがあります。
それに対してサブエンジン式は、車両を動かすためのエンジンとは別に、冷凍機用のエンジンが備わっているタイプになります。
冷凍ウイングのような、大型タイプのトラックに採用されるケースが多く見られます。
サブエンジン式は、冷却に必要な出力を安定して確保するのに便利ですが、冷却装置の重量が大きくなる分だけ最大積載量が少なくなるリスクがあります。
ちなみに直結式の場合、外部電力を供給する「スタンバイコード」を備え付けておくと、駐車中に外部電力で冷却装置に電力を供給することができます。
温度管理
冷凍車が備える温度管理の仕組みも、中古冷凍車を選ぶ上では重要なポイントです。
積荷のニーズによって、ファンによって冷気を送風するタイプ、複数のエパボレーターを制御するタイプのいずれを選ぶべきか、判断が変わってくるからです。
前室・後室を独立して制御できるタイプの冷凍車もあるため、自社で運用するのに適したものを選びましょう。
車両のチェックも忘れずに!
冷凍車は、冷凍機能が問題ないことも当然重要ですが、架装だけでなく車体にもチェックを入れなければなりません。
中古の冷凍車の場合、架装だけを積み替えて長期にわたり運用されてきた車両も珍しくなく、車体の状態が良くないケースも十分考えられるのです。
その逆で、車体は比較的新しくても、冷凍機能に問題を抱えている車両もあります。
よって、年式や走行距離・運転席の状態など、これまでどのような乗り方をされてきた車なのかを丁寧に確認しつつ、試乗も行うなどして慎重にチェックしましょう。
トラックランドについて
冷凍車を含め中古トラックには個体差があるため、販売されている車両の中から、程度が良く自社のニーズに合致する車両を見つけるのは難しい場合があります。
トラックランドでは、お客様が車両を選ぶ際に心配される要素を考慮し、仕入れ段階から丁寧なチェックを実施しています。
仕入れ担当は、車台番号や走行距離といった基本情報のチェックに加えて、架装動作・下回り・ボディなどのチェックも行います。
その後入庫した車両は、整備士資格を持ったスタッフの目によって、より詳細なチェックを受けます。
ミッション・オイル・フレームなど、一つひとつの項目に厳しい品質基準を設けているため、中古車両の購入の経験がない場合でも安心してご購入いただけます。
必要に応じて架装・板金・整備を行い、ボディ洗浄や看板名前消しなどを終えたら、出庫前チェックを終えて陸送ドライバー経由でお客様のもとに車両をお届けします。
「中古トラック検索」ページからご希望の車両を検索することもできますが、お電話・FAXでのお問い合わせ・お申込みも受け付けております。
各種車検パックなどのプランに関しましても、お気軽にご相談くださいませ。
中古冷凍車をお探しなら
冷凍車を選ぶ場合、冷凍方式や原動力、温度調整に関する機能に注目して選ぶことが大切です。
自社のニーズに合う機能を選ぶのはもちろん、荷室を冷やす構造がどのようになっているのか、複雑な温度管理は可能なのかなど、気になるポイントを押さえながら確認していきましょう。
冷凍に関する機能だけでなく、車体のコンディションも重要になるため、一般的なトラック購入で確認すべき点も漏らさずチェックしなければなりません。
チェック項目が多く見落としが不安な方、状態の良い中古トラックを早期に選びたい方は、トラックランドの車両をご検討ください。