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まなびのコラム

トラックドライバーの食事事情とおすすめのトラック飯を紹介

長時間の運転や不規則な勤務が多いトラックドライバーにとって、「食事」は体調管理や運転にも影響する重要な要素です。一方で、限られた休憩時間や立ち寄れる場所の制約から、食事内容が偏りやすいのも現実といえるでしょう。

今回の記事では、トラックドライバーの食事事情に注目し、日々の仕事を支えるおすすめの「トラック飯」も紹介します。ドライバーの食事事情や「トラック飯」に興味がある方はぜひチェックしてください。

トラックドライバーの食事事情

トラックドライバーは、一般的な会社員と比べて食事のタイミングや内容が限定されがちです。決まった時間に食事を取ることが難しく、運行スケジュールや渋滞状況、休憩地点によって左右されるケースも少なくありません。

そのため、手軽さやスピードを重視した食事になりやすく、栄養バランスが偏る傾向も見られます。一方で、体調管理や集中力の維持には食事の質が欠かせないため、意識的に様々な工夫をしているドライバーも多いです。

主な食事場所

トラックドライバーの主な食事場所としては、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアが挙げられます。大型車用の駐車スペースが整備されており、定食や丼物、麺類などボリュームのあるメニューが揃っているため、長時間運転の合間にしっかりとエネルギー補給ができます。

また、国道沿いのドライブインやトラックが立ち寄りやすい飲食店も定番の食事スポットです。近年では、コンビニエンスストアを利用するドライバーも増えており、短時間で購入できる手軽さが魅力です。運行スケジュールなどに応じて、それらを上手に使い分けるのが一般的です。

トラック飯とは?

トラックドライバーが運行の合間や休憩中に車内で食べる食事のことを指します。近年では、車内に様々な設備を備え、簡単な調理を行うドライバーも増えています。外食やコンビニ食に頼らず、自分で食事を用意することで、栄養バランスを意識しやすくなる点が大きなメリットです。

また、食事内容や量を自分の体調や運行スケジュールに合わせて調整できるため、体重管理や健康維持にも役立ちます。

最近では、SNSでトラック飯を紹介しているドライバーも多く、盛り付けや簡単レシピ、車内調理の工夫などの発信が目立ち、実用性と楽しさを両立できる食事スタイルとして、幅広い層から注目されています。

おすすめのトラック飯

おすすめのトラック飯

それではここからは、おすすめのトラック飯を紹介していきます。

おにぎり

おにぎりは、トラック飯の中でも特に取り入れやすい定番メニューです。コンビニなどで買って車内で食べるだけでなく、小型炊飯器を使って炊きたてのご飯で作る方や、パックご飯を電子レンジで温めて作る方もいます。具材を変えるだけで味のバリエーションが広がり、飽きにくい点も魅力です。

おすすめのレシピとしては、定番の梅・昆布・鮭のほか、ツナマヨや焼肉のたれを使ったスタミナ系おにぎり、混ぜご飯タイプのわかめご飯や塩昆布おにぎりなどがあります。作り置きがしやすく、運転の合間でも片手で食べやすいため、忙しい運行スケジュールの中でも無理なく栄養補給ができるトラック飯といえるでしょう。

インスタント麺

インスタント麺も、定番のトラック飯の一つです。お湯さえ用意できれば短時間で調理でき、夜間や寒い時期の休憩中にも重宝します。味の種類も多く、気分に合わせて選べるため、飽きにくい点も魅力といえるでしょう。

そのまま食べるだけでなく、ひと工夫加えるのもおすすめです。例えば、ゆで卵やカット野菜、冷凍ほうれん草を加えるだけで栄養バランスが向上しますし、サラダチキンやウインナーを入れれば食べ応えもアップします。ご飯を少量入れて雑炊風にするのもおすすめですが、塩分が多くなりがちな点には注意が必要です。

レトルト食品

レトルト食品も温めるだけで食べられる手軽さから、トラック飯として非常に頼れる存在です。カレーや丼物、パスタソース、煮物など種類が豊富で、長期間保存できるため車内に常備しておきやすい点もメリットといえます。電子レンジや湯せん調理に対応しており、休憩施設や車内設備を活用すれば、短時間でしっかりとした食事を用意できます。

最近では、塩分控えめや高たんぱく、野菜が多く含まれた商品など、健康面に配慮したレトルト食品も増えています。ご飯やサラダを組み合わせることで満足感を高めやすく、不規則になりがちな食生活のサポートにもつながります。

トラック飯を作るのにあると便利なもの

トラック飯を作るのにあると便利なもの

ここまで解説してきたとおり、トラック飯を作るにあたっては、車内設備の工夫も重要です。中でも「電子レンジ」や「電気ケトル」があると便利です。

電子レンジ

電子レンジがあると、トラック飯の幅は大きく広がります。レトルト食品や冷凍食品、パックご飯などを温めるだけで、簡単にしっかりとした食事が用意できます。コンビニで購入した総菜や冷凍野菜も活用しやすく、自炊が難しい日でも栄養を意識した食事を取りやすいのが特徴です。また、調理の手間が少なく後片付けも簡単なため、長時間運転の合間でも負担になりにくいでしょう。

電気ケトル

インスタント食品や飲み物を用意する際に電気ケトルは重宝します。お湯を沸かすだけで、カップラーメンやスープ、コーヒー・お茶などをすぐに作れるため、特に寒い時期や夜間の休憩時に活躍します。火を使わず安全に利用できる点も、車内設備として安心材料の一つです。電子レンジと併用することで、簡単かつバランスの取れたトラック飯を用意しやすくなります。

トラックドライバーの食事に関する注意点

トラックドライバーの食事に関する注意点

トラックドライバーは、時間や場所に制約が発生しやすい分、栄養バランスへの意識が特に重要になります。外食やコンビニ食に偏りやすい傾向がありますが、炭水化物や脂質の摂りすぎが続くと、体重増加や生活習慣病のリスクが高まるため注意が必要です。

主食・主菜・副菜を意識し、できるだけたんぱく質や野菜を取り入れることがポイントです。おにぎりだけで済ませる場合でも、サラダやゆで卵、豆腐などを追加するだけで栄養バランスは大きく改善します。

また、長時間運転では眠気対策として食事量にも配慮が必要です。満腹になり過ぎると眠気を誘発しやすいため、食事は腹八分目を意識し、間食を上手に取り入れるのも一つの方法です。水分補給も忘れず行い、コーヒーやエナジードリンクに頼りすぎないことも、体調管理の面で大切なポイントといえるでしょう。

トラックドライバーの食事について

トラックドライバーにとって、日々の食事は体調管理や安全運転を支える重要な要素です。限られた時間や環境の中でも、栄養バランスや食事量を意識することで、疲労や眠気の軽減、長期的な健康維持につながります。おにぎりやレトルト食品などを上手に活用しながら、無理のない食習慣を心がけることが大切です。

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この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。

実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。

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