日常生活の中で、無意識のうちに悪い姿勢になっていませんか? 長時間のデスクワークやスマホの使用が増えると、猫背や反り腰などの姿勢の乱れが起こりやすくなります。
姿勢が悪くなると、首こり・肩こり、腰痛、頭痛の原因となるだけでなく、呼吸が浅くなったり、疲れやすくなったりと、健康面にも大きな影響を及ぼします。
今回は姿勢改善の重要性と、簡単に取り入れられるおすすめのストレッチを紹介します。
姿勢改善の重要性
日常生活の中で、長時間のデスクワークやスマホの使用が増えると、猫背や反り腰、ストレートネックなどの姿勢の乱れが起こりやすくなり、悪い姿勢を続けると、筋肉や関節に余計な負担がかかり、体のバランスが崩れることで、様々な健康リスクを引き起こします。
悪い姿勢がもたらす健康リスク
首こり・肩こり・腰痛の原因になる
猫背や前かがみの姿勢が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、血行が悪化することで慢性的なこりや痛みにつながります。また、反り腰の状態が続くと、腰に過度な負担がかかり、腰痛を引き起こす可能性があります。
頭痛や疲労感を感じやすくなる
姿勢が悪いと、首や背中の筋肉が緊張し、血流が滞ります。その結果、脳への酸素供給が不足し、頭痛や倦怠感を感じやすくなります。
内臓機能が低下する
猫背の状態では、肺や内臓が圧迫され、呼吸が浅くなりがちです。酸素を十分に取り込めなくなることで、疲れやすくなり、消化不良や便秘などの症状が出ることもあります。
集中力の低下や自律神経の乱れ
悪い姿勢が続くと、体が常に緊張した状態になり、自律神経のバランスが崩れる原因になります。ストレスを感じやすくなったり、集中力が低下したりするため、仕事の効率も悪くなります。
【姿勢改善】おすすめストレッチ
ここでは、姿勢改善につながる簡単な4つのストレッチを紹介します。
胸開きストレッチ
やり方
①背筋を伸ばして立ち、両手を後ろで組む
②肘をしっかり伸ばしながら、肩甲骨を引き寄せるようにして胸を開く
③胸を大きく広げるように意識し、そのまま10~15秒キープ
④ゆっくり元の姿勢に戻し、3回繰り返す
ポイント
肩をすくめないように意識し、胸をしっかり開くことが大切です。デスクワークの合間や、朝の目覚め時に行うと、呼吸がしやすくなり、姿勢も整います。
骨盤前傾ストレッチ
やり方
①床に片膝をつき、もう片方の足を前に出してランジの姿勢を取る
②背筋を伸ばしたまま、腰をゆっくりと前に押し出す
③前に出した足の太ももの前側が伸びるのを感じながら、20秒キープ
④ゆっくりと元の姿勢に戻し、反対側も同様に行う
ポイント
腰を反らせすぎず、骨盤をまっすぐ立てる意識を持ちましょう。姿勢を改善するだけでなく、腰回りの筋肉をほぐし、腰痛の予防にもつながります。
肩甲骨ほぐしストレッチ
やり方
①両手を肩にのせ、肘を大きく使って円を描くように回す
②肘をしっかり持ち上げ、肩甲骨を意識しながら動かす
③前回し・後ろ回しをそれぞれ10回ずつ行う
ポイント
肩をすくめず、リラックスした状態でゆっくりと動かしましょう。デスクワーク中のこまめな休憩時間に行うと、肩こりの予防にも効果的です。
あご引きストレッチ
やり方
①壁に背をつけ、かかと・お尻・肩・後頭部を壁に密着させる
②あごを軽く引き、首の後ろが伸びる感覚を意識しながら、頭を壁に押しつけるように5秒キープ
③5秒キープしたら、ゆっくりと力を抜く
④これを5セット繰り返す
ポイント
首を無理に押し付けすぎず、自然な力加減で行いましょう。スマホやパソコン作業でストレートネックになりがちな方は、毎日の習慣に取り入れると効果的です。
姿勢改善に取り組んでみては
姿勢の改善は、健康維持や体の不調を防ぐために非常に重要です。悪い姿勢が続くと、首こりや肩こり、腰痛だけでなく、頭痛や集中力の低下、呼吸が浅くなるなど、様々な不調が起こる可能性があります。
日頃から正しい姿勢を意識し、紹介したようなストレッチを取り入れることで、筋肉の緊張がほぐれ、姿勢が整えやすくなります。毎日のちょっとした習慣で、体の負担が減りますので、ぜひ試してみてください。