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8トントラックの運転に必要な免許は?サイズや中古車選びの留意点を解説

はたらくクルマコラム

8トントラックの運転に必要な免許は?サイズや中古車選びの留意点を解説

様々な業界で活躍している8トントラックは運搬効率が求められる現場で重宝されています。

今回は8トントラックの種類や主な用途、必要な免許、サイズをはじめ、中古トラックを選ぶ際の留意点についても紹介します。

8トントラックについて知りたい方や、車両を探している方はぜひ最後までご覧ください。

8トントラックとは?

4トントラックの積載量を増加させた増トン車で、より多くの貨物を効率的に運ぶことができるのが8トントラックです。中型トラックの取り回しの良さがありながら、積載量が多いため、運搬効率が高いのが特徴です。積載量の割に車両のサイズも抑えられているため、大型トラックと比べて狭い道路や駐車場でも扱いやすく、様々な運搬用途に適した車両です。

増トンとは?

トラックの車軸やフレームを強化し、法定の積載量を超えない範囲でトラックの輸送能力を向上させる改造のことを指します。増トンにより、一度の輸送でより多くの貨物を運べるようになるため、輸送効率が上がります。

中型トラックで増トンが行われることが多く、2007年の道路交通法改正がその普及のきっかけとなりました。改正により、中型トラックの車両総重量の上限が11トン未満にまで引き上げられたためです。

種類・主な用途

8トントラックには様々な種類(荷台の形状)があり、用途に応じて選ばれます。以下は主な種類とその用途です。

平ボディ:荷台がフラットで、積み込みがしやすく、建材や機械、農産物など、不定形な貨物や大型の機器、建材などを運ぶのに適しています。オープンデッキのため、フォークリフトなどで容易に積み降ろしができます。

アルミウィング:側面が開閉する構造で、荷物の積み降ろしが効率的に行えるため、パレット積みの工業製品や資材の輸送に向いています。雨風から貨物を守ることができ、短時間で積み降ろしできるのが特徴です。

アルミバン:荷台が密閉されているため、天候に影響されにくく、精密機器や家具、日用品などの保護が必要な貨物の輸送に適しています。防犯性が高いため、貴重品の輸送にも使用されます。

ダンプ:荷台が傾斜して積載物を降ろせる構造で、砂利や土砂、廃材などの運搬に利用されます。土木工事や建設現場での資材運搬に活用され、運搬後に荷台を傾けるだけで容易に荷降ろしできる点が特徴です。

冷凍冷蔵車:冷凍機や冷蔵機能が備わっており、食品や医薬品など温度管理が必要な貨物の運搬に適しています。季節や輸送距離に関係なく鮮度を保ったまま輸送できるため、食品業界や医療業界での需要が高いです。

必要な免許

8トントラックを運転するには「大型免許」が必要です。大型免許を取得するためには、まず普通自動車免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを所持し、通算3年以上の運転経歴があることが条件です。免許停止期間があった場合、その期間は除外して計算され、最短でも21歳から取得が可能です。

取得には視力や聴力、色彩識別の適性検査があり、視力は両眼で0.8以上、片眼で0.5以上が求められます。また、深視力検査や10メートルの距離で警音器の音が聞こえる聴力も必要です。

大型免許の取得方法は、自動車教習所での学科・技能教習を経て卒業検定に合格する方法と、運転免許試験場での「一発試験」があります。教習所経由は段階的に学べる反面、費用がかかります。一方で一発試験は難易度が高く、合格率が低いため、試験内容を十分に理解して臨むことが求められます。

8トントラックのサイズ・積載量

8トントラックのサイズ・積載量

最大積載量は8トン程度で、サイズは各車両によって異なりますが、中型トラックの基準内になります。

【中型トラックのサイズ・積載量】
全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以内
車両総重量:11,000kg以内

中古トラックを選ぶ際の留意点

中古トラックを選ぶ際の留意点

ここからは、中古トラックを選ぶ際の留意点を紹介します。

販売店選び

中古トラックを購入する際には、信頼できる専門販売店を選ぶことが重要です。様々なメーカーやモデルを取り扱っている販売店を選ぶと、希望やニーズにあったトラックを見つけやすくなります。複数メーカーの車両を一度に見て比較できるため、価格や仕様を検討し、最適な選択ができるでしょう。

また、自社整備工場を持つ販売店を選ぶのがおすすめで、整備工場がある販売店では、車両のメンテナンスやチェックがしっかりと行われ、質の高い中古トラックが提供されていることが多いです。また、トラックの状態を確認した上で必要な整備を施してから販売されるため、購入後のトラブルを避けられる可能性も高まります。

さらに、整備工場を持つ販売店はアフターサービスが充実していることも多く、定期点検やメンテナンス、修理などのサポートも受けやすく、長期的に見ても安心です。中古トラックの購入で失敗しないためにも、こうした点を考慮して販売店を選ぶことが大切です。

現車確認

中古トラックを購入する際には、現車確認も非常に重要です。エンジンが作動している際に異音がしないか、またマフラーから異常な音が出ていないかなどを確認することが大切です。エンジンの状態はトラックの性能に直結するため、しっかりと確認しましょう。

外装や内装のチェックも欠かせません。特に荷台や荷室のコンディションを確認することで、日常的に使用する際の利便性や耐久性を判断できます。傷や腐食の有無、塗装の状態なども併せて確認し、問題がないか確認しましょう。

また、付属品や架装品も重要なチェックポイントです。オーディオやナビが正常に動作するか、また必要な装備が備わっているかを確認します。こうした機能が正常であるかどうかは、運転中の快適性や利便性に影響するため、購入前にしっかりとチェックしておくことが大切です。

8トントラックをお探しなら

8トントラックをお探しなら

8トントラックをお探しであれば、豊富な在庫で多様なサービスを提供している「トラックランド」をぜひご利用ください。トラックランドでは、増トン車を含む大型トラックや中型・小型トラック、トラクタ、トレーラ、バンタイプの商用車まで幅広く取り扱っており、在庫も豊富に揃えています。お客様がご希望に沿った車両を見つけられるよう、在庫がない場合には最適な車両をお探しするサポートを行っています。

トラックランドグループの強みを活かし、販売手続きから架装、板金、車検整備、陸送までワンストップで対応可能です。中古車両については、仕入れ段階から厳格なチェックを実施し、入庫時には整備士による詳細な検査を行うなど、徹底した品質管理で高品質な車両をお届けしています。

また、トラックランドでは通常の販売だけでなく、「サブスクdeスグのり」サービスも提供しています。必要なトラックを必要な期間だけ利用できるサブスクリプション形式のため、初期投資を抑えつつ、コストを可視化できます。導入企業からも好評を得ており、コスト管理が容易になります。8トントラックをお探しの際は、ぜひトラックランドにご相談ください。

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8トントラックについて

8トントラックは中型トラックのサイズで積載量が多く、運搬効率が向上するため、物流や建設業界などで重宝されています。

運転するには大型免許が必要で、取得には3年以上の運転経験が必要です。中古車を選ぶ際は、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。また、事前にエンジンやマフラーの状態、外装や内装、付属品の機能確認をしっかり行うと、購入後のトラブルを避けやすくなります。

トラックランドでは、お客様のニーズにお応えしたサービスを提供しておりますので、8トントラックをお探しの場合にはお気軽にご相談ください。

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