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【10トントラック】サイズ・積載量や大型トラックの主な車種を紹介

はたらくクルマコラム

【10トントラック】サイズ・積載量や大型トラックの主な車種を紹介

一度に大量の貨物を運搬できる10トントラックは、物流・運送業界で欠かせない存在です。

この記事では、10トントラックの種類や主な用途、必要な免許、サイズ、積載量などを詳しく解説します。

また、大型トラックの主な車種とその特徴も紹介しますので、10トントラックに興味がある方や車両を探している方はぜひご覧ください。

10トントラックとは?

「10トントラック」とは大型トラックの通称で、車両総重量が約10トンのトラックを指します。道路交通法では、車両総重量が11トン以上、または最大積載量が6.5トン以上のものが大型トラックとして定義されています。

車両総重量は「車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量」で計算され、トラックの自重に加えて、人員や貨物の重量も含まれます。長距離輸送や大量貨物の運搬に適しており、物流・運送業界を中心に活用されています。

種類・主な用途

大型トラックにも様々な種類(荷台の形状)があり、用途に応じて使い分けられています。

【主な荷台の形状】
・平ボディ
・バン
・ウィング
・ダンプ
・冷蔵冷凍車
・ミキサー車

平ボディは、建設現場や工事現場での需要が高く、荷台が平らで大型の建材や機械、資材など形やサイズにとらわれず、多種多様な貨物を運ぶことができます。

バンは、荷物を雨や風から守ることができる箱型の荷台で、家具や家電、雑貨、衣料品などの繊細な物品を保護しながら運搬できます。商品、製品の配送などで活躍することが多く、貨物の安全性が求められる場面で重宝されています。

ウィングは、荷台の側面が大きく開閉できる設計で、積み下ろしの作業効率を高められるのが特徴です。大量の貨物を短時間で積み降ろす必要がある物流現場や、パレット積みをする際に便利です。

ダンプは、土砂や砂利、産業廃棄物の運搬に適しており、荷台を傾けて積載物を一気に降ろすことができるため、建設現場や工事の際に欠かせない車両です。

冷蔵冷凍車は、温度管理が重要な食品や医薬品などを運ぶために使用され、内部の温度を一定に保つ機能が搭載されています。ミキサー車はコンクリートなどの液体状の材料を攪拌しながら運搬することができます。

必要な免許

10トントラックを運転するには、大型免許が必要です。大型免許を取得するには、普通免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得し、通算3年以上の運転経験が必要です。そのため取得できるのは21歳以上です。運転経歴は免許停止の期間を除いて計算されます。

視力については、両眼で0.8以上、片眼で0.5以上が求められ、深視力検査や聴力テストも行われます。聴力は、10メートルの距離で90デシベルの音が聞き取れるかが基準で、色彩識別テストも行われます。

免許を取得する方法としては、自動車教習所で学科と技能の教習を受けて卒業検定に合格し、免許試験場で適性検査を受ける方法と、試験場で一発試験を受ける方法があります。一発試験で、適性検査、学科試験、技能試験に合格することで大型免許を取得できますが難易度は高いです。

10トントラックのサイズ・積載量

10トントラックのサイズ・積載量

車両によってサイズや積載量は異なるものの、大型トラックの基準の範囲内になります。

大型トラックのサイズ。積載量の基準は以下の通りです。

【大型トラックのサイズ・積載量】
全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以上
車両総重量:11,000kg以上

大型トラックの主な車種

大型トラックの主な車種

大型トラックの主な車種としては「日野・プロフィア」「三菱ふそう・スーパーグレート」「いすゞ・ギガ」「UDトラックス・クオン」が挙げられます。

それぞれの車両の特徴を紹介します。

日野・プロフィア

日野自動車が製造する大型トラックで、人気が高いモデルです。ドライバーの目線を重視した設計がされており、高い積載性能に加えて使いやすさや快適性も追求されています。

搭載されているA09Cエンジンは、軽量で低回転ながら高トルクを発揮する仕様になっており、燃費効率の高さが特徴的です。

コックピット内のスイッチ類やサイドブレーキはドライバーの負担を軽減するために、直感的に操作できるように配置されています。充実した安全性能や広々とした室内空間により、長時間でも安心かつ快適に運転できるトラックです。

三菱ふそう・スーパーグレート

日本の輸送ビジネスを長年にわたり支えてきた大型トラックの代表的なモデルです。2代目以降のモデルには、先進のAMT(自動変速制御)「ShiftPilot」が全車に標準搭載されており、前進12段、後進2段の変速が自動で行われます。それにより、2ペダル操作が可能で、変速ショックが少なく、初心者や慣れていないドライバーでも安心して運転できます。

さらに、運転を支援する様々な機能が搭載されており、ドライバーに異常が発生した場合には車両を自動的に停止させるシステムや、自動で発進・停止を調整する機能など、安全性と利便性を両立した設計が特徴です。

いすゞ・ギガ

ディーゼルエンジン技術に優れた、いすゞ自動車が提供している大型トラックで安全性と経済性を両立しています。安全運行や事故リスクの軽減を重視しており、ドライバーの採用や働きやすさにも配慮して開発されています。最新のモデルでは、2025年度の燃費基準に対応するエンジンが搭載され、環境への配慮もされています。

プリクラッシュブレーキや全車速車間クルーズコントロール、ブラインドスポットモニターなど、ドライバーと周囲の安全を確保するための充実した安全装備も特徴的です。

UDトラックス・クオン

2004年にビッグサムの後継車として登場し、以来進化を続けている大型トラックです。運転がしやすく、快適な乗り心地で、燃費性能も高く、省燃費でありながらもパワフルな走行を実現できる点が魅力です。

軽量化された車体や高い架装性、優れたメンテナンス性により、ライフサイクルコストを抑えつつ、長期間にわたって高いパフォーマンスを維持できる点もクオンの大きな特徴です。

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10トントラックについて

今回は、10トントラックの種類や主な用途、必要な免許、サイズ、積載量などを紹介し、主な車種の特徴を解説しました。

10トントラックは主に長距離輸送や大量の貨物運搬に使用されており、日本の物流を支えています。

中古の大型トラックを購入する際は信頼できる販売店を選ぶことが非常に重要です。10トントラックをお探しの場合には、高品質な車両を低価格で提供しているトラックランドにぜひご相談ください。

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