比較的コンパクトなサイズでありながら積載量が多く、様々な業界で利用されている3トントラック。
この記事では、3トントラックの基本的な特徴やサイズ、運転に必要な免許について解説し、中古車を選ぶ際のポイントについても触れていきます。
3トントラックについて知りたい方や、車両を探している方はぜひ参考にしてください。
3トントラックとは?
最大積載量が3トン程度のトラックで、物流や運送業、建設業、引越し業などで使用されています。都市部や狭い道路でも取り回しがしやすく、効率的な配送や運搬ができるため、中距離の運搬業務や個別配送での使用が一般的です。積載量と操作性のバランスの良さから多くの業界で重宝されています。
種類・主な用途
3トントラックには様々な種類(荷台の形状)があり、用途によって選ばれる車両は異なります。
「平ボディ」は、建材や機材などを積載しやすい形状で、建設業を中心に活用されています。
「バン」は、荷物を保護できる箱状の荷台で、商品や製品をより安全に運ぶ必要のある物流業界で使用されています。「ウイング」は、側面を開閉できるため、積み下ろしがしやすいのが特徴です。
「クレーン付き」は、重量物の積み下ろしを行う際に便利で、工事現場などでの使用が多いです。「ダンプ」は、土砂や砂利などの運搬に適した車両で、建設現場を中心に活躍します。
「冷蔵冷凍車」は、生鮮食品や冷凍食品など温度管理が必要なものの運搬に使用され、食品流通業界では欠かせない存在です。
3トントラックのサイズ・必要な免許
基本的なサイズや運転に必要な免許、4トントラックとの違いを紹介します。
サイズ
各車両によってサイズは異なりますが、大きさによって分類され、目安となるサイズは以下の通りです。
【標準】
全長4,700mm、全幅1,700mm、全高1,900mm
【ロング】
全長5,900mm、全幅1,900mm、全高2,200mm
【ロングワイド】
全長6,200mm、全幅2,200mm、全高2,300mm
必要な免許
2007年(平成19年)6月1日以前に普通免許を取得している場合は、車両総重量8トン未満、最大積載量が5トン未満のトラックを運転できるため、3トントラックも運転可能です。しかし、それ以降に普通免許を取得した場合は、準中型免許以上が必要になります。
準中型免許は2017年3月12日に新設された免許制度で、普通免許と中型免許の中間に位置します。自動車事故の防止と若年層ドライバーの増加を促進する目的で導入されました。準中型免許を取得することで、最大積載量が4.5トン以下、車両総重量が7.5トン未満の車両を運転することができます。
準中型免許を取得するには、18歳以上であることが基本条件です。取得方法は、自動車学校で教習を受ける方法が一般的ですが、運転免許試験場で一発試験を受ける方法もあります。
4トントラックとの違い
3トントラックは「小型トラック」に分類されますが、4トントラックは「中型トラック」として扱われます。
準中型免許があれば運転できる3トントラックと違って、4トントラックを運転するには「中型免許」が必要です。中型免許は、運転歴が2年以上という条件があり、取得できるのは20歳以上になります。
中古トラックを選ぶ際のポイント
ここからは、中古トラックを選ぶ際のポイントを2つ紹介します。
販売店
まず何より、信頼できる販売店を選ぶことが重要で、適切な販売店を選ぶことで購入後の無用なトラブルを避けることができます。
また、様々なメーカーの中古トラックを取り扱っている販売店を選ぶと、ニーズに合ったトラックを見つけやすくなります。複数のメーカーやモデルを一度に比較できるため、用途や予算に応じて最適な選択をすることができます。
自社で整備や車検を行っている販売店を選ぶのもおすすめです。自社整備工場を持っている販売店では、車両チェックや整備が厳密に行われ、質の高いトラックを提供していることが多く、購入後のメンテナンスや修理など長期的なサポートも期待できます。
販売店のアフターサービスの充実度にも目を向け、定期点検や故障時に対応してもらえるか、また、保証内容についても事前に確認しておくと、万が一の際に安心です。
車両の状態
中古車両を選ぶ際には車両の状態をしっかりと確認しましょう。まず、エンジンの状態はトラックの性能に直結するため、必ずチェックが必要です。エンジンをかけた際に異音がないか、スムーズに始動するか、アイドリングが安定しているかを確認します。それにより、エンジンの状態を見極めることができます。
外装や内装の状態も見逃してはいけません。ボディの傷やへこみ、塗装の剥がれなどを確認しましょう。錆びや腐食が進行している車両は、長期的な使用において問題が生じやすいため、注意が必要です。
内装についても、シートやダッシュボードの状態、装備品の動作を確認し、過度な摩耗や破損がないか見ておきましょう。
付属品やオプション、架装品の状態も重要です。クレーンや冷凍冷蔵機能などが付いている場合は、実際に動作確認を行い、問題なく使用できるかを確認しましょう。架装品が正常に作動しない場合、修理費用が高額になることもあるため、慎重にチェックする必要があります。
整備記録や修理履歴があれば確認し、車両が適切にメンテナンスされてきたかを確認するのも大切です。
3トントラックをお探しなら
3トントラックをお探しであれば、ぜひトラックランドをご利用ください。トラックランドでは、物流や運送業、引越し業、建設現場などの用途に適した3トントラックを豊富に取り揃え、お客様の予算やニーズに合わせた最適なトラックをご提案しております。
いすゞ、三菱ふそう、日野、UDトラックスといった主要メーカーの車両を取り扱い、平ボディ、バン、クレーン付き、冷凍冷蔵車など様々な仕様の車両を提供しています。自社整備工場を完備しており、購入後の定期メンテナンスや修理にも対応しておりますので、安心してご利用ください。
さらに、トラックランドでは、通常の購入やローンだけでなく、サブスクリプション形式で利用できる「サブスクdeスグのり」サービスも展開しています。サブスクであれば、初期投資を抑えてトラックを使用することが可能で、ビジネスの規模や時期に合わせて必要な期間だけトラックを活用するという選択もできます。
トラックの購入やリース、サブスクリプションに興味のある方は、ぜひトラックランドのサービスの詳細をご覧ください。
3トントラックについて
最大積載量が3トン程度のトラックは、物流、運送業、建設業、引越し業など幅広い現場で利用されているトラックです。小回りが利くため、都市部でも利用しやすいのが特徴です。3トントラックの運転には、準中型免許以上が必要で、2007年以前に普通免許を取得している場合には3トントラックも運転可能ですが、それ以降の普通免許では運転できません。
中古車を選ぶ際には、信頼できる販売店を選び、車両の状態を事前によく確認しましょう。点検や整備がしっかり行われ、アフターサービスが充実している販売店を選ぶことで、長く安心して使用することができます。
3トントラックをお探しであれば、ぜひトラックランドのご利用をご検討ください。