トラックランドONLINE

はたらくクルマコラム

トラック塗装のやり方は?業者に依頼する際の費用についても解説

トラックは日々の業務で過酷な環境にさらされるため、経年劣化による塗装の色あせや錆の発生は避けられません。塗装の劣化を放置すると見た目の印象が悪くなるだけでなく、車体の腐食が進行し、耐久性にも影響を及ぼすおそれがあります。

今回の記事では、トラック塗装のやり方・手順や作業時のポイント・注意点をはじめ、業者に依頼する場合の費用相場についても解説します。トラックの塗装を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

トラック塗装は自分でできる?

結論から言えば、トラックの塗装をDIYで行うことは可能です。ただし、乗用車と比べて車体が大きいトラックの塗装は作業の難易度が高く、十分な準備と知識がなければ満足のいく仕上がりにするのは簡単ではありません。

まず、トラックは塗装面積が広いため、均一に塗料を塗布するには相応の技術と根気が必要です。ムラや垂れが生じやすく、特にキャビンのような曲面の多い部分は初心者にとってハードルが高い箇所といえるでしょう。

一方、荷台のように仕上がりの美しさよりも防錆を優先する部分であれば、DIYでも比較的取り組みやすくなります。

トラック塗装のやり方・手順

トラック塗装のやり方・手順

それでは、トラック塗装の具体的なやり方を解説していきます。

「準備するもの」「やり方・手順」「ポイント・注意点」に分けて解説していきます。

準備するもの

トラックの塗装をDIYで行う場合、事前に必要な道具や材料を揃えておくことが大切です。

主に以下のようなものを準備しましょう。

塗料
トラックの用途に合ったものを選びます。荷台の防錆を目的とする場合は錆止め効果のある専用塗料、キャビンなど外観の仕上がりを重視する部分にはウレタン系やアクリル系の塗料が適しています。

塗装道具(スプレーガン・ローラー・刷毛など)
広い面積を均一に仕上げたい場合はスプレーガンが適していますが、扱いに慣れていない場合はローラーや刷毛で対応するのが良いでしょう。

サンドペーパー(耐水ペーパー)
古い塗膜の研磨や表面の足付けに使用します。番手の異なるものを数種類用意しておくと、工程に応じて使い分けられます。

錆取り剤
錆がひどい箇所の除去に使用します。

脱脂剤
研磨後の表面に残った油分を除去し、塗料の密着性を高めるために使用します。

プライマー(下塗り剤)
塗料の密着力を向上させ、防錆効果も発揮する下地材です。

クリアコート
仕上がりにツヤを出し、紫外線や傷から塗膜を保護します。仕上がりを重視する場合に用意しましょう。

マスキングテープ・養生シート
窓ガラスやライト、タイヤなど、塗装しない部分を保護するために使用します。

保護具(マスク・手袋・保護メガネ)
塗料や有機溶剤から身体を守るために必ず着用しましょう。

やり方・手順

トラック塗装の基本的な手順は以下のとおりです。

①洗車
車体に付着した汚れや油分、泥などをしっかりと洗い落とします。汚れが残ったまま塗装すると密着不良の原因になるため、丁寧に洗浄することが重要です。

②下地処理
サンドペーパーを使って古い塗膜や錆を除去し、塗料が密着しやすいよう表面を整えます。錆がひどい箇所には錆取り剤を使用し、しっかりと除去しましょう。研磨が終わったら脱脂剤で表面の油分を取り除きます。

③マスキング
塗装しない部分をマスキングテープや養生シートで保護します。窓ガラスやライト、タイヤなど、塗料が付着すると困る箇所を丁寧に覆いましょう。

④プライマー(下塗り)の塗布
プライマーを薄く均一に塗布します。プライマーは塗料の密着性を高め、防錆効果を発揮する重要な工程です。十分に乾燥させてから次の工程に進みましょう。

⑤本塗り
塗料を塗布していきます。一度に厚く塗るとムラや垂れの原因になるため、薄く重ね塗りするのが基本です。2〜3回に分けて塗り重ね、各工程ごとに適切な乾燥時間を設けましょう。

⑥クリアコートの塗布
仕上がりを重視する場合は、最後にクリアコートを吹き付けます。クリアコートは塗装面にツヤを出すとともに、紫外線や傷から塗膜を保護する役割があります。

ポイント・注意点

トラックの塗装をDIYで行う際には、いくつかのポイントと注意点を押さえておきましょう。

もっとも重要なのが、下地処理を丁寧に行うことです。塗装の仕上がりと耐久性は下地処理の質に大きく左右されます。この工程を怠ると、塗料が短期間で剥がれたり、塗膜の下で錆が進行したりする原因になります。時間がかかっても、手を抜かずに取り組むことが美しい仕上がりにつながるポイントです。

作業環境にも注意が必要です。塗装は風のない日に、できるだけホコリや砂が少ない場所で行いましょう。屋外で作業する場合は天候を確認し、雨天や高湿度の日は避けるのが基本です。気温が低すぎたり高すぎたりすると塗料の乾燥に影響が出るため、塗料メーカーが推奨する気温・湿度の範囲内で作業することをおすすめします。

また、安全面への配慮も欠かせません。塗料やシンナーなどの有機溶剤は人体に有害なため、必ずマスクや手袋を着用し、換気の良い環境で作業を行いましょう。火気の取り扱いにも十分注意が必要です。

トラック塗装を業者に依頼する場合の費用相場

トラック塗装を業者に依頼する場合の費用相場

トラックの塗装を専門業者に依頼する場合、費用は車両のサイズや塗装範囲、使用する塗料の種類などによって異なります。

一般的な目安として、小型トラックで約15万円〜30万円程度、中型トラックで約25万円〜40万円程度、大型トラックで約30万円〜50万円程度になります。

費用に影響を与える主な要素としては、まず塗装範囲が挙げられます。キャビンのみの部分塗装なのか、荷台やシャーシまで含めた全塗装なのかによって、作業量と費用は大きく異なります。

使用する塗料の種類も費用を左右するポイントです。一般的なソリッドカラーよりも、メタリックやパール系の塗料は単価が高くなる傾向があります。

業者に依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、作業内容や使用する塗料、仕上がりのレベルを比較したうえで判断することをおすすめします。

トラック塗装を行う際には

今回は、トラック塗装のやり方・手順や作業時のポイント・注意点、業者に依頼する場合の費用相場などを解説しました。DIYであれば費用を抑えられますが、仕上がりや耐久性を重視する場合は専門業者への依頼を検討したほうが良いでしょう。

なお、塗装の劣化だけでなく、車体の腐食や各部の不具合が進んでいる場合には、修理や再塗装ではなく買い替えを検討した方がよいケースもあります。

トラックの不具合にお困りの場合や、買い替えを検討されている場合には、中古トラック専門店「トラックランド」にぜひご相談ください。ご希望の車両が在庫にない場合でも、条件に応じた最適な1台をスタッフがお探しすることが可能です。

また、グループ会社「陸送ネット」では、車両登録、車検、整備、陸送に対応しています。特殊車両や大型車両にも対応しており、法人・個人を問わず幅広いニーズにお応えしていますので、お気軽にお問い合わせください。

トラックランドの詳細はこちら

陸送ネットの詳細はこちら

車両の陸送・登録・車検・整備を手掛け、全国対応でスムーズな車両移動をサポート。特殊車両や大型車両にも対応し、法人・個人を問わず幅広いニーズに応えています。

この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。

実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。

「月刊トラックランドオンライン」にて、中古トラック選びのコツや業界の最新情報を発信中。

ぜひチェックしてください!

冷凍車の構造・仕組みって?選ぶ際のポイントも解説前のページ

三菱ふそう・ファイターの歴代モデルの特徴・詳細を解説次のページ

カテゴリー

月刊トラックランド本誌の定期購読ご希望の方はこちら
月刊トラックランド本誌バックナンバー
PAGE TOP