物流や建設業など、様々な業種の現場で活用されている「平ボディ車」は、トラックの中でもスタンダードな車種といえます。
今回の記事では、平ボディ車の定義や特徴、主な用途、ダンプ車・ユニック車との違いをはじめ、デメリットや注意点などを解説します。平ボディ車について知りたい方や、導入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
平ボディ車とは?
荷台がフラットな構造になっているトラックの総称です。屋根や側面を覆う壁がなく、荷台の三方または四方に「あおり」と呼ばれる側板が設けられているのが基本的な構造で、あおりは開閉できる仕組みになっており、荷物の積み下ろしをスムーズに行えます。
特徴
平ボディ車の最大の特徴は、汎用性の高さです。屋根や壁がないオープンな構造のため、長尺物や大型の資材など、形状や大きさを問わず様々な貨物を積載することができます。また、フォークリフトやクレーンを使った積み下ろし作業にも対応しやすく、建設現場や工場など多様な現場での使い勝手に優れています。
構造がシンプルなため、車両本体の価格が比較的安い点も特徴のひとつです。維持費やメンテナンスコストも他の特殊車両と比べて低い傾向にあり、導入しやすい車両として多くの事業者から選ばれています。
主な用途
その汎用性の高さから様々な業種の現場で活用されています。建設業では鉄筋や木材、コンクリートブロックなどの建材輸送などに使われており、現場への資材搬入に欠かせない存在です。製造業や物流業においても、機械部品や工業製品、パレット積みの貨物など多種多様な荷物の運搬に利用されています。
また、農業分野では収穫物や農業資材の輸送にも活用されるなど、その用途は多岐にわたります。形状や重量の異なる貨物を柔軟に積載できる平ボディ車は、業種を問わず幅広いシーンで活躍します。
ダンプ車との違い
ダンプ車は、荷台を油圧シリンダーで持ち上げて傾けることで、積載した荷物を一気に降ろせる機構を備えたトラックです。土砂や砂利、廃棄物など、細かくばらけた荷物を大量に運搬し、素早く荷下ろしする用途に特化しています。
平ボディ車との違いは、その荷下ろしの方法にあります。平ボディ車はあおりを開けて手作業やフォークリフトで荷物を降ろすのに対し、ダンプ車は荷台を傾けるだけで荷下ろしが完了するため、土砂や砂利といったばら荷の運搬では圧倒的に効率が高まります。
一方で、ダンプ車は荷台が傾く構造上、精密機器や割れ物など丁寧な扱いが必要な荷物の輸送には適していません。
ユニック車との違い
ユニック車とは、荷台にクレーンを搭載したトラックのことで、「クレーン付きトラック」とも呼ばれています。クレーンを使って重量物を吊り上げて積み込んだり、目的地で荷物を吊り下ろしたりすることができるため、フォークリフトが入れない場所や、重量物の積み下ろしが必要な現場で重宝されています。
平ボディ車との違いは、クレーンの有無です。平ボディ車はクレーン機能がなく、重量物の積み下ろしには別途クレーンやフォークリフトなどの機器が必要になります。その反面、クレーンを搭載していない分、積載量が大きく確保できる点が平ボディ車の優位点といえます。ユニック車はクレーン搭載による車両重量の増加で積載量が制限されるため、大量の貨物を効率よく運搬したい場合には平ボディ車が適しています。
平ボディ車のデメリット・注意点

汎用性の高い平ボディ車ですが、導入・運用にあたっては以下のようなデメリットや注意点も把握しておく必要があります。
荷物が雨風にさらされる
屋根や側壁がないオープンな構造の平ボディ車は、積載した荷物が雨風や直射日光に直接さらされます。そのため、雨に濡れると劣化する資材や精密機器、食品などの輸送には適していません。
天候に左右される場面では、シートやカバーをかけて荷物を保護する必要があり、その分の手間やコストが発生します。輸送する荷物の性質によっては、幌付きトラックやバントラックの使用を検討したほうがよい場合もあります。
荷物の固定に手間がかかる
荷台がフラットな構造であるため、積載した荷物をロープやベルトでしっかりと固定する必要があるのもデメリットの一つです。固定が不十分な場合、走行中に荷崩れが起きたり、荷物が落下して重大な事故につながるリスクがあります。
特に長尺物や不定形の荷物を積む際には、適切な固定方法を熟知したうえで作業を行うことが求められます。積み下ろしのたびに固定作業が発生するため、他の車両と比べて積み下ろしに時間と手間がかかる点は念頭に置いておきましょう。
盗難・いたずらのリスクがある
荷台がオープンな構造であるため、駐車中に荷物が外部から見える状態になりやすく、盗難やいたずらのリスクが他の車両に比べて高い点も注意が必要です。
高価な荷物や盗難リスクの高い資材を積載する場合は、駐車場所の選定や施錠対策、防犯カメラの活用など、セキュリティ面での対策を講じることが求められます。
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平ボディ車について
平ボディ車は、フラットな荷台構造による高い汎用性から、建設・物流・農業など幅広い業種で活用されています。一方で、荷物が雨風にさらされる点や固定作業の手間など、特有のデメリットも存在します。
導入前にそれらの特徴をしっかりと把握したうえで、用途に合った車両選びを行うことが大切です。中古の平ボディ車をお探しの場合には、ぜひトラックランドにご相談ください。
この記事を監修した人
トラックランド管理人:高良
神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
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実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。
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