日野自動車が誇る大型トラック「プロフィア」は、高い耐久性と走行性能により大規模・長距離輸送を支える主力車種として、長年にわたり支持されてきました。ドライバーの安全性や快適性にも配慮した設計が特徴で、物流業界や建設現場など幅広い現場で活躍しています。中古市場でも人気が高く、状態の良い車両はすぐに売れてしまうほどの需要があります。

今回の記事では、日野・プロフィアの歴代および現行モデルの特徴を紹介しながら、中古車両を選ぶ際のポイントについても解説します。

中古の日野・プロフィアをお探しの場合にはぜひ参考にしてください。

日野・プロフィアとは？

日野自動車が製造・販売する大型トラックで、国内外で高い評価を得ている車両です。1992年に初代モデルが登場して以来、安全性・環境性能・快適性に優れ、長距離輸送や重量物の運搬に最適な設計がなされています。現行モデルは、ドライバーの疲労を軽減する快適な運転環境や先進安全技術も充実。大型車としての高い耐久性や積載性能はもちろん、遠隔車両管理システムなどICT技術も取り入れ、業務の効率化をサポートしています。あらゆる輸送ニーズに対応可能な多彩なバリエーションも魅力のひとつで、様々な現場で活用されています。

歴代モデル

初代（1992年〜2003年）
スーパードルフィンのモデルチェンジに伴い「スーパードルフィン・プロフィア」の名称で展開されました。丸みを帯びたキャブデザインと高い空力性能が特徴で、「輸送文化のフルモデルチェンジ」を掲げ、V型および直列6気筒エンジンを搭載。高出力・高耐久を両立し、マイナーチェンジを経て安全装備や外観を進化させ、最終型では通称「テラヴィ顔」と呼ばれる精悍なデザインを採用しています。時代をリードした大型トラックとして長年親しまれました。

2代目（2003年〜2017年）
フルモデルチェンジによって名称が「プロフィア」に統一され、デザイン・装備も刷新されました。全車直6インタークーラー付きターボエンジンを採用し、DPRや尿素SCRによる排ガス浄化装置「AIR LOOP」も導入。2010年以降は安全装備が充実し、燃費性能向上や環境基準への対応も強化されました。

3代目（2017年〜）
13年ぶりのフルモデルチェンジで登場したのが現行モデルの3代目です。エンジンはA09C型が主流となり、Pro Shift 12にはダイヤル式セレクターを採用。安全機能ではPCS（衝突被害軽減ブレーキ）やドライバーモニターⅡ、スキャニングクルーズⅢなどの先進装備を標準化しています。

ICTサービス「HINO CONNECT」により車両管理機能も進化しています。2023年には水素燃料を使う「プロフィアZ FCV」の実証運行も開始され、次世代大型車として注目を集めています。

最新のプロフィアの特徴

日野・プロフィアの現行最新モデルの特徴を「安全性能」「快適性能」「環境性能」「輸送効率」「メンテナンス性」に分けて解説します。

安全性能

先ほども説明した通り、現行のプロフィアは、最新の安全技術を多数搭載し、ドライバーと周囲の安全確保が徹底されています。出会い頭警報や左折巻き込み警報、車線変更警報など、死角や前方視界不良による事故のリスクを低減する機能が充実しています。さらに、ドライバーの異常を検知して車両を自動停止させるEDSSや、昼夜問わず歩行者・自転車を検知するPCSなど、予防安全技術も強化されています。

レーンキーピングアシストや車間制御可能なスキャニングクルーズⅢで、高速走行時の安定性と安全性を両立できます。ドライバーモニターやふらつき検知警報など、ドライバーの状態に応じたサポートも万全です。

快適性能

長時間の運転でも疲れにくい快適な車内設計もプロフィアの特徴です。高機能シートは人間工学に基づいて設計され、身体を面でしっかり支える構造となっており、安定した着座姿勢を保てます。視認性に優れた7インチのマルチインフォメーションディスプレイや、大径メーター類も搭載され、運転中の情報確認がスムーズにできるのも特徴です。

ステアリングスイッチや直感的に操作できる空調スイッチ、豊富な収納スペースに加え、乗降性や室内移動性にも配慮されており、プロシフトやLED室内灯、ベッドスペースなど、細部にまで使いやすさが追求されています。

環境性能

環境負荷低減と燃費性能の両立を目指した最新設計が施されているのも特徴的です。高効率なA05Cエンジンを搭載し、小排気量でも高トルクを実現。Pro Shiftはギア選択を自動最適化し、経験の浅いドライバーでも省燃費走行が可能です。エコランプやマイドライブマスターによって運転中の燃費意識を高め、エコツリー機能で省エネ運転の習慣化も可能です。

また、DPR＋尿素SCRによる排出ガス後処理システムも採用し、NOxやPMの削減にも貢献。アイドリングストップ機能やワイドレンジ化された6MT・7MTにより、日常の輸送業務における燃料効率の最大化が図れます。

輸送効率

優れた積載性能と架装対応力で高い輸送効率を実現できます。軽量なトランテックス製VQウイングボデーと軽量エンジンの組み合わせにより、積載量を確保しながら燃費効率も向上。フレームをウェブフレーム化することで、架装や補機取り付けの自由度も高めています。

リヤエアサスペンションの採用により後軸周辺のスペースを確保し、架装の柔軟性も高く、エアスプリング圧から軸重を表示できる機能や、A09Cエンジンの搭載位置最適化による架装スペースの確保など、すべてが現場の使いやすさと効率性を追求した設計です。

メンテナンス性

整備のしやすさに優れた設計も大きな特徴です。フロントリッドは大きく開き、エンジンや配線へのアクセスが容易で、点検・整備の効率が向上します。密閉型燃料キャップや大型注入口のウォッシャタンクなど、日常整備に配慮した装備も充実。電気式ダストインジケータによりエアクリーナーの交換時期を運転席で確認できるため、予防整備が行いやすくなっています。

中古のプロフィアを選ぶ際のポイント

中古の日野・プロフィアを購入する際には、販売店の信頼性を確認することが何より大切です。実績のある中古トラック販売店や、自社整備工場を持つ販売店では、購入前の点検・整備が徹底され、購入後のサポート体制も整っていることが多いため安心です。

また、車両本体の状態の確認も必須です。外装のキズやサビだけでなく、エンジンやミッション、足回り、電装系といった内部のコンディションも丁寧に確認しましょう。走行距離や年式だけでは判断できないトラブルの兆候を見逃さないためにも、エンジンの始動や試乗ができる場合は積極的に行うことが大切です。

中古のプロフィアを購入するなら

日野・プロフィアをはじめとした、大型トラックの中古車両をお探しの場合には、全国対応の中古トラック販売店「トラックランド」にご相談ください。トラックランドでは、多種多様な中古車両を取り揃えており、ご希望の車両が在庫にない場合でも用途や条件に応じた1台をお探しすることが可能です。

自社整備工場を完備しており、入庫時には整備資格を持つスタッフが細部にわたって点検・整備を実施。徹底した品質チェックを行い、安心してご使用いただける状態でお届けしております。

また、月額定額制の「サブスクdeスグのり」サービスも提供しており、初期費用を抑えて高品質な車両を導入することもできます。中古トラックに関する知識がない方でも、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートしておりますので、安心してご利用いただけます。

中古のプロフィア購入をお考えの場合には、ぜひ一度トラックランドにご相談ください。

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日野・プロフィアの中古車両をお探しの方へ

日野・プロフィアは、長年にわたり国内外の物流を支えてきた代表的な大型トラックです。時代に応じた技術革新を遂げ、現行モデルは、より安全性・快適性・環境性能に優れた仕様です。

中古車両を購入する際には、販売店の信頼性や車両の状態をしっかり確認した上で選ぶことが大切です。高品質な中古プロフィアをお求めであれば、ぜひトラックランドにお問い合わせください。