高い輸送力のある大型トラックは、多様な業界で活躍しています。この記事では、「16トントラック」をテーマに種類や主な用途、大きさ、積載量を解説し、さらには大型トラックを選ぶ際のポイントも詳しく解説します。
大型トラックの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
16トントラックとは?
「車両総重量が約16トン」または「最大積載量が約16トン」のトラックを指します。
大型トラックの車両総重量は25トンまでと定められているため、最大積載量が約16トンのトラックもその規格内になります。
車両総重量とは、トラック本体の重量に加えて、乗車定員の体重や最大積載量を含めた、走行状態での全体の重量を指します。具体的には「車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量」で計算されます。
車両重量とは、トラックや車両そのものの重さを指し、燃料、エンジンオイル、冷却水、バッテリーなど、車両の走行に必要な全ての装備や液体が含まれた状態の重量です。
種類・主な用途
大型トラックには様々な種類(荷台の形状)があります。以下で主な種類とその用途を解説します。
【平ボディ】
荷台が平らで、クレーンなどを使って資材や大型機械の積み下ろしがしやすいトラックです。主に建設現場で使われ、建築資材や重機など、多様な形や大きさの物を運ぶことができます。
【バン】
密閉型の荷台で、荷物を雨や風から守りながら輸送できるのが特徴です。家電製品や精密機器、家具など、天候に影響されやすい物の輸送に適しており、引っ越しや宅配便の業務にも使われます。
【ウイング】
荷台の側面が翼のように開く構造で、積み下ろしがしやすいのが特徴です。フォークリフトを使った効率的な作業が可能で、大量輸送や工場への資材搬入などに活用されます。
【ダンプ】
荷台が傾くことで、土砂や砂利などをスムーズに降ろすことができます。土木工事や建設現場で、土砂の運搬や舗装作業などに使用されています。
【タンク】
液体や気体を輸送するための専用タンクを備えたトラックです。石油、ガス、化学製品、食品(飲料)などの輸送に適しており、液体や気体を安全に運ぶことができます。
【トラクタヘッド】
トレーラー(被牽引車)を牽引するための車両です。トラクタヘッド単体では荷物を運べませんが、トレーラーを連結することで多様な貨物の輸送が可能になります。
16トントラックのサイズ・必要な免許
一般的なサイズや積載量、必要な免許について解説します。
サイズ・積載量
16トントラックのサイズは、大型トラックの規格に準じており、全長は12,000mm以内、全幅は2,500mm以内、全高は3,800mm以内に収まります。最大積載量に関しては、車両総重量が16トン程度のトラックの場合、通常6.5トンから10トン程度になります。
必要な免許
運転には、大型免許が必要です。大型免許を取得するためには、まず普通免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得し、その後、運転経歴が通算で3年以上必要です。したがって、21歳以上でなければ取得することはできません。
また、視力は両眼で0.8以上、片眼で0.5以上が必要で、深視力検査、色彩識別検査もあります。聴力についても、10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえることが条件です。
中古大型トラックの選び方
ここからは、中古大型トラックを選ぶ際のポイントを「販売店の選び方」「車両の選び方」「購入とリースの比較」に分けて解説します。
販売店の選び方
様々なメーカーや車種を取り扱い、豊富な在庫を持つ中古トラック専門店での購入がおすすめです。専門店であれば、多様なニーズに応じたトラックを選びやすく、希望に合った車両を見つけることができます。
また、点検や整備、管理体制に目を向けることも大切です。独自の品質基準を設け、点検や整備を経てから販売している販売店であれば、購入直後の故障リスクが低く、安心して使用できます。
あわせて購入後のアフターサービスやサポート体制がしっかりしているかも確認しましょう。故障やメンテナンスの際に、迅速で適切な対応をしてくれる販売店であれば、長期間にわたって安心して利用できます。
車両の選び方
車両選びでは、走行距離と年式のバランスが重要です。走行距離が長すぎるトラックはエンジンや他の重要なパーツが摩耗している可能性もあり、修理や交換のリスクが増します。年式が新しいトラックほど最新の技術や安全機能が備わっているため、燃費や操作性、安全性の面で優れてはいますが、価格は高くなりがちです。
購入前の状態の確認も重要で、エンジンやミッションの異音、タイヤの摩耗具合など、確認するべき項目は多くあります。現車確認を行うことで、車両の外観や内装の状態、荷台やフレームの錆び具合、オイル漏れなどの劣化箇所を目視で確認できるため、後々のトラブルを回避するためにも必須です。
購入とリース(サブスク)の比較
トラックを導入する方法として、購入とリース(サブスク)がありますが、それぞれのメリット・デメリットに関しては以下の通りです。
購入のメリットとデメリット
メリットとして、まず第一に車両の使用方法に制限がなく、自由に運用できる点が挙げられます。使用頻度や目的に合わせた使い方ができるのは大きな利点です。また、不要になった際には自社の判断で自由に売却や処分ができるため、資産としての価値も考慮できます。
一方、デメリットとしては、購入時に多額の資金が必要になることが挙げられます。初期投資が高額になるため、資金繰りに影響を与える可能性があります。また、維持費やメンテナンスコストが定期的にかかりますが、これらの費用は予測が難しく、経費を可視化しづらいという課題も存在します。
リース(サブスク)のメリットとデメリット
初期費用を抑えることができ、毎月定額の支払いで車両を使用できます。短期的な使用や、トラックの入れ替え頻度が高い場合には、リースが適しています。
また、トラックを維持していく上で、予測しにくいコストに悩まされることもありません。一方で、リース期間が終了すれば車両を返却し、資産として残らないため、長期的に見ると購入よりも支払う額が高くなる可能性はあります。
16トントラックをお探しなら
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架装や整備、車検に関する手続きもワンストップで対応可能なため、手間をかけずに高品質なトラックを導入することができます。
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16トントラックについて
ここまで「16トントラック」をテーマに、種類・主な用途やサイズ、必要な免許などを解説し、また、中古大型トラックを選ぶ際のポイントも紹介しました。
16トントラックなどの大型トラックは、物流や運送、建設業界を中心に活躍しています。平ボディやウイング、バン、ダンプなどの種類があり、それぞれの用途に応じて用いられています。
中古の大型トラックをお探しの際にはぜひトラックランドにご相談ください。