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トラックのアルミホイールの磨き方を解説!ピカピカにする方法・コツも

まなびのコラム

トラックのアルミホイールの磨き方を解説!ピカピカにする方法・コツも

トラックのホイールは、車両全体の印象を大きく左右するパーツの一つです。日々の運行で泥やブレーキダストなどが付着しやすく、放っておくと輝きを失ってしまいます。見た目の美しさを保つだけでなく、ホイールの寿命を延ばすためにも、定期的なお手入れが大切です。

この記事では、トラックのアルミホイールの基本的な磨き方や、ピカピカに仕上げる方法・コツなどを解説します。

トラックのホイールの磨き方を知りたい方はぜひチェックしてください。

トラックのアルミホイールの汚れの原因

タイヤのホイールは常に過酷な環境にさらされており、汚れが付きやすいパーツのひとつです。特に走行距離の多いトラックでは、以下のような原因によって汚れが蓄積しやすくなります。

まず代表的なのがブレーキダストです。ブレーキパッドとローターの摩擦によって発生する微細な金属粉がホイールに付着し、黒ずみの原因となります。特に中型・大型車両ではブレーキの使用頻度が高く、ダストの量も多くなりがちです。

泥や砂、アスファルトの粉じんなど、道路から跳ね上がる汚れも見逃せません。雨天時の走行ではそれらが水分と混ざってこびりつきやすく、放置するとホイール表面にシミができることもあります。

融雪剤や海沿いの塩分もホイールにとって大敵です。それらの成分は腐食を引き起こす可能性があり、アルミホイールの劣化を早める原因となります。そうした汚れは放置するとこびりついて落ちにくくなるため、定期的な清掃が美しさと耐久性を保つうえで重要です。

アルミホイールの磨き方

アルミホイールの磨き方

ここでは、トラックのアルミホイールを磨きで必要な道具、手順、そして作業時の注意点を紹介します。

準備するもの

作業をする際には、以下の道具を準備しておきましょう。

ホイール用クリーナー
ブレーキダストや油汚れを分解する専用の洗浄剤を用意します。

スポンジ・ブラシ
ホイールの凹凸や細かい部分を洗うのに便利で、柔らかい素材のものを使用します。

マイクロファイバークロス
拭き上げ・仕上げ用です。

アルミポリッシュ(研磨剤)
くすみや酸化を除去し、光沢を出すための研磨用クリームです。

ゴム手袋・保護メガネ
洗剤や研磨剤から手や目を守るために使用します。

水(またはホース)・バケツ
汚れの洗い流しやすすぎ用です。

適切な道具を使って磨くことで、ホイールを傷めずに綺麗に仕上げることができます。

手順・方法

①事前洗浄
まずホイールにたっぷりと水をかけて、泥や砂、小石などの粗い汚れをしっかりと洗い流します。これを怠ると、後の工程に影響することもあるため、丁寧に行いましょう。その後、ホイール専用のクリーナーを全体にまんべんなく吹きかけ、数分間放置して汚れを浮かせます。

②スポンジ・ブラシで洗う
専用のスポンジや柔らかい毛のブラシを使い、ホイールの表面はもちろん、スポークの奥やナット周辺などの細かい部分も丁寧にこすります。特にブレーキダストがこびりつきやすい箇所は、念入りに洗いましょう。ブラシはホイール専用のもので、金属を傷つけない素材を選ぶのがポイントです。

③水でしっかりすすぐ
洗剤や汚れが残らないよう、たっぷりの水でしっかりすすぎます。ホイールの隙間やナット部分に洗剤が残ると、シミや腐食の原因になるため、細部まで水をかけるように意識します。汚れが落ち切っていないときは、再度洗剤を使って繰り返しましょう。

④拭き上げ・乾燥
洗い終わったら、水滴がシミやウロコ状の跡になるのを防ぐため、マイクロファイバークロスなど吸水性に優れた布で水分を丁寧に拭き取ります。その後、自然乾燥または送風で完全に乾かすことが重要です。

⑤研磨・仕上げ
乾いた状態のホイールにアルミ専用のポリッシュ剤をクロスなどに取り、軽く円を描くようにして均等に磨きます。表面の酸化やくすみが除去され、アルミ本来の美しい光沢がよみがえります。最後に乾いたクロスで残った研磨剤を丁寧に拭き取って、仕上がりをチェックします。

注意点

使用する研磨剤の選定には十分な注意が必要です。粒子が粗すぎると表面に細かな傷をつけてしまう恐れがあるため、必ずアルミ専用の研磨剤を使用しましょう。作業は直射日光が当たる場所ではなく、クリーナーや研磨剤が乾いてムラにならないよう日陰で行うのが理想です。

また、ホイールにガラスコーティングや防錆処理が施されている場合には、強い研磨を避け、専用の中性洗剤で丁寧に手入れすることが求められます。洗浄後はしっかりと水気を拭き取り、乾燥させることも大切です。濡れたまま放置すると、水シミや酸化によるくすみの原因になることがあります。細かな部分も見落とさずに、優しく確実に仕上げましょう。

アルミホイールをピカピカにする方法・コツ

アルミホイールをピカピカにする方法・コツ

アルミホイールに美しい光沢を出すには、適切な研磨剤を用いてムラなく磨くことが大切です。柔らかい布や専用のポリッシャーを使い、力を入れすぎず均一に磨くのポイントです。

磨き終わった後に、表面を保護するためにホイール用コーティング剤やワックスなどを塗布することで、汚れやサビの付着を防ぎ、光沢を長持ちさせることができます。仕上げに乾いたマイクロファイバークロスで丁寧に拭き上げると、より鏡面に近いツヤが得られます。

また、細部の仕上がりに差をつけるには、スポークの隙間やナット周辺など、手の届きにくい部分も小型ブラシなどで磨くと、全体に統一感のある美しさが生まれます。定期的なメンテナンスと細やかなケアこそが、ピカピカな状態を維持する最大のコツです。

雨天や冬季走行後は早めに洗浄を行うことで、融雪剤やブレーキダストによる腐食リスクを低減し、ホイールの寿命を延ばすことにもつながります。

トラックのアルミホイールの磨き方について

今回は「トラックのアルミホイールの磨き方」をテーマに、基本的な磨き方・手順からピカピカに仕上げるコツまでご紹介しました。ホイールは車両全体の印象を左右する重要なパーツです。定期的に洗浄・研磨を行うことで、見た目の美しさだけでなく、汚れや腐食の予防にもつながります。日々のメンテナンスを習慣化し、安全で快適な運行を心がけましょう。

なお、トラックのメンテナンスや買い替えをご検討中の方は、ぜひ中古トラック販売店「トラックランド」にご相談ください。豊富な在庫と全国ネットワークを活かし、ご希望に合った高品質な車両をご提案しており、条件に応じてお探しすることも可能です。

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この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
これまでに監修した記事は200件以上!中古トラックに関する豊富な知識と経験を活かし、中古トラック業界の最新情報やお役立ち情報を発信しています。

実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

趣味は野球観戦で、休日には球場でリフレッシュするのが楽しみの一つ。

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