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【19トントラック】サイズ・用途や中古車両を選ぶ際のポイントを解説

はたらくクルマコラム

【19トントラック】サイズ・用途や中古車両を選ぶ際のポイントを解説

大量の貨物、資材を効率的に運搬できるため、物流や建設業など幅広い業界で活躍している大型トラック。長距離輸送や大規模な建設現場で重宝されており、その高い積載力が業務の効率化に大きく貢献しています。

この記事では「19トントラック」をテーマに基本的なサイズや用途、運転に必要な免許について解説するとともに、中古車両を選ぶ際のポイントもご紹介します。

19トントラックの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧いただき、車両選びの参考にしてください。

19トントラックとは?

トラックの「〇トン」という表記は、最大積載量や車両総重量を示しており、19トントラックとは一般的に車両総重量が19トン程度、または最大積載量が19トン程度のトラックを指します。

日本の法律では、大型トラックの車両総重量は最大25トンまでと定められているため、19トントラックも基本的にその範囲内で設計されています。

車両重量は、キャブ、シャシ、架装を含めたトラックの自重を示し、燃料やオイルなどの規定量も含まれますが、乗員や荷物、工具、スペアタイヤなどは含まれません。

車両総重量は、車両重量に加えて、乗車定員分の重量(1人あたり55kg)と最大積載量を加えた重量で、実際の走行時の総重量です。計算式は「車両総重量=車両重量+(乗車定員×55kg)+最大積載量」となります。

種類・主な用途

19トントラックには、様々な種類(荷台の形状)があり、以下は、代表的な種類とその主な用途です。

平ボディ:荷台がフラットで、建材や機械など、不定形で大型の貨物を運ぶのに適しています。クレーンやフォークリフトを使った積み下ろしがしやすく、建設現場や工場間の資材運搬に多く使われています。

アルミウィング / バン:側面が開閉できるアルミウィングは、パレット積みや大規模な貨物の運搬に適しています。密閉されたバンタイプは、工業製品や精密機器、雑貨などを天候から守りながら輸送できます。

ダンプ:傾斜する荷台で、砂利や土砂などの資材を効率的に降ろすことができるため、土木工事や建設現場での使用が一般的です。

タンク:液体やガスなどの液状・気体貨物の輸送に使用されるタイプで、化学品や石油製品、飲料水の運搬に適しています。

トラクタヘッド:トレーラーを牽引するための車両で、用途に応じたトレーラーを接続して用いられます。輸送の柔軟性が高く、長距離輸送や港湾からの貨物輸送などに適しています。

必要な免許

19トントラックの運転には「大型免許」が必要です。大型免許は、車両総重量が11トン以上、最大積載量が6.5トン以上、または乗車定員が30人以上の車両に必要とされ、19トントラックはこの条件に該当します。

取得条件としては、普通免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得済みで、3年以上の運転経歴があることが求められます。

視力に関しては両眼で0.8以上、片眼で0.5以上が必要で、深視力や聴力、色彩識別能力も適性検査の対象となります。

取得方法には、自動車教習所で学科と技能の教習を受け、卒業検定に合格して取得する方法と、教習所に通わず直接試験場で適性検査、学科試験、技能試験を受ける「一発試験」があります。一発試験は費用を抑えられますが難易度が高く、しっかりした準備が必要です。

19トントラックのサイズ・積載量

19トントラックのサイズ・積載量

サイズや積載量については車両ごとに異なりますが、いずれも大型トラックの基準範囲内に収まっています。

【大型トラックのサイズ・積載量】
全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以上
車両総重量:11,000kg以上

中古車両を選ぶ際のポイント

中古車両を選ぶ際のポイント

中古トラックを選ぶ際のポイントを「販売店選び」「現車確認時」に分けて解説します。

販売店選び

中古車両を購入する際には、信頼できる販売店を選ぶことがとても重要です。まず、多様なメーカーやモデルを取り扱っている専門販売店を選ぶことで、ニーズに合った車両を見つけやすくなります。複数のメーカーやモデルを一度に比較できるため、仕様や価格の違いも把握しやすく、納得のいく選択が可能です。

加えて、自社に整備工場を持つ販売店を選ぶと安心です。そうした販売店では、仕入れ段階から車両のメンテナンスや状態確認が適切に行われていることが多く、質の高い車両が提供される傾向にあります。そのため、購入後のトラブルが発生しづらいです。

また、アフターサービスの充実度も大切なポイントです。自社工場での定期点検や修理、メンテナンスに対応している販売店であれば、購入後のサポートも受けやすく、安心して車両を使用できます。信頼できる販売店を見つけるには、これらの要素を考慮しながら選ぶことで、満足度の高い中古車両の購入につながります。

現車確認時

中古トラックを購入する際には、現車確認も非常に重要です。まず、エンジンの状態をしっかりとチェックしましょう。エンジンを始動させたときに異音がないか、マフラーからの音に異常がないかを確認します。エンジンの健康状態はトラックの性能や寿命に大きく影響するため、細かくチェックすることが大切です。

外装と内装の状態も重要で、荷台や荷室に錆や腐食がないか、塗装の剥がれや傷がないか、シートやインパネなどの内装に大きなダメージがないかをしっかり見ておきましょう。特に荷台や荷室の状態は、日々の業務での使い勝手に大きく関わります。

オーディオやナビ、エアコンなどの付属品も正常に動作するか確認しましょう。現車確認の段階でしっかりとそれらのポイントをチェックすることで、購入後のトラブルや不具合を防ぐことができ、安心して利用できるトラックを見つけることができます。

19トントラックをお探しなら

19トントラックをお探しなら

19トントラックの購入や導入を検討されている場合には、豊富な在庫で幅広いサービスを提供している「トラックランド」をぜひご利用ください。トラックランドでは、大型トラックから中型・小型トラックまで多様な車両を取り揃えています。

ご希望の車両が在庫にない場合でも、全国に広がるネットワークを活用して最適な車両探しをサポートいたします。

中古車両に関しては、仕入れの段階から厳密なチェックを行い、自社の整備工場で詳細な点検・整備を実施しているため、品質管理に万全を期しています。また、納車前には洗車や清掃、必要に応じて架装や板金も行い、安心してご利用いただける状態でお届けしています。

さらに、トラックランドでは通常の販売だけではなく、「サブスクdeスグのり」というサブスクリプションサービスも提供しており、初期費用を抑えつつ、必要な期間だけトラックを利用することが可能です。

コストを可視化し、無駄を省くことができるため、多くの事業者様にご支持いただいています。事業に合わせて柔軟にトラックを活用したい方は、ぜひトラックランドのサービスのご利用をご検討ください。

トラックランドの詳細はこちら

19トントラックについて

大量の貨物を効率良く運搬できる大型トラックは、物流や建設業などを中心に幅広く活躍しています。平ボディやアルミウィング、ダンプ、タンク、トラクタヘッドなど、様々なタイプの荷台があり、運転には大型免許が必要です。

中古車両を選ぶ際には、信頼できる販売店を選ぶこと、現車確認を行いエンジンや内外装、オプションの状態をチェックすることが大切です。これらのポイントを押さえ、用途や予算に合った最適な19トントラックを選ぶことが大切です。

なお、19トントラックをお探しの方はぜひトラックランドにご相談ください。

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