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雪道でスタックしたときの脱出方法は?原因や対処法・予防策を解説

雪道を走行していると、タイヤが空転して車が動かなくなる「スタック」に見舞われることがあります。雪が多い地域ではもちろん、普段あまり雪が降らない地域でも、突然の降雪によって発生する可能性があり、決して他人事ではありません。

今回の記事では、雪道でのスタックの原因や、起こりやすい状況をはじめ、具体的な脱出方法や予防策を解説します。

雪道でのスタックとは?

スタックとは、タイヤが空転してしまい、車が前にも後ろにも進めなくなる状態のことで、雪道のほか、ぬかるみや砂地などでも発生します。

雪道でのスタックは、タイヤが雪を捉えられず、路面に駆動力が伝わらないことで起こります。アクセルを踏んでもタイヤが空回りするばかりで、車体は動かないという状況に陥ります。

スタックは、単に車が動かなくなるだけの問題ではありません。交通量の多い道路で発生すれば、後続車の通行を妨げ、渋滞や事故の原因にもなります。また、気温の低い環境で長時間立ち往生することになれば、身体への影響も懸念されます。そのため、原因や対処法を正しく理解しておくことが重要です。

主な原因

雪道でスタックが起こる主な原因として以下が挙げられます。

タイヤの問題
まず挙げられるのが、タイヤの問題です。ノーマルタイヤのまま雪道を走行した場合、雪をつかむことができず、簡単に空転してしまいます。また、スタッドレスタイヤを装着していても、溝が摩耗していたり、ゴムが硬化していたりすると、本来の性能を発揮できません。

雪の状態
雪の状態も大きく影響します。新雪が深く積もった場所では、タイヤが雪に埋もれてしまい、車体の下が雪に乗り上げた状態になることがあります。そうなると、タイヤの接地性が低下し、駆動力が路面に伝わりにくくなります。

路面の凍結
圧雪された路面が解けて再び凍結したアイスバーンも、スタックの原因となります。氷の上ではタイヤが滑りやすく、特に発進時に空転しやすくなります。

スタックしやすい状況・場所

スタックは、特定の状況や場所で発生しやすい傾向があります。具体的には、以下のような場所が挙げられます。

  • 上り坂
  • 交差点付近
  • 除雪されていない道路や駐車場
  • わだちから外れた場所や路肩
  • 降雪直後や気温が0度前後の路面

まず注意したいのが、上り坂です。発進や加速の際に大きな駆動力が必要となるため、タイヤが空転しやすくなります。特に、信号や渋滞で坂の途中に停止してしまうと、そこから再発進できなくなるケースが少なくありません。

交差点付近も危険な場所です。多くの車が発進と停止を繰り返すことで、路面の雪が磨かれて凍結し、滑りやすい状態になっています。

また、除雪が行き届いていない道路や駐車場、脇道なども注意が必要です。幹線道路は除雪されていても、一本入った道には雪が残っていることが多く、思わぬ深さの雪にはまり込むことがあります。

わだちから外れたときや、路肩に寄せたときにも、スタックは起こりやすくなります。それらの場所には除雪された雪が寄せられており、深く積もっているためです。あわせて、降雪直後や、気温が0度前後で雪が解けやすい日なども、路面状況が悪化しやすいため注意しましょう。

雪道でスタックした際の脱出方法

実際にスタックしてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、脱出手順を紹介します。

①落ち着いて状況を確認する

まずは慌てずに、車の状態を確認しましょう。焦ってアクセルを踏み込むのは禁物です。タイヤを空転させ続けると、タイヤ周辺の雪が踏み固められたり、路面が滑りやすくなったりして、かえって脱出しにくくなる場合があります。

周囲の安全を十分に確認したうえで車外に出て、タイヤや車体の状態を確認します。タイヤが雪に埋まっているのか、車体の下が雪に乗り上げているのかによって、取るべき対応が変わります。

②タイヤ周りの雪を取り除く

状況を確認したら、タイヤの周囲や車体の下に詰まった雪を取り除きます。スコップがあれば効率よく作業できますが、ない場合は手元にあるもので代用しましょう。

特に、駆動輪の前後は、しっかりと雪を除いておくことが重要です。あわせて、車体の下に雪が詰まっている場合は、そちらも取り除きます。

③タイヤの下に滑り止めになるものを敷く

雪を取り除いたら、タイヤが地面を捉えられるよう、滑り止めになるものを敷きます。毛布やマット、段ボール、砂、小石などが有効です。

車に常備している備品で代用できることも多いため、落ち着いて周囲を見回してみましょう。タイヤが進もうとする方向に、できるだけ奥まで差し込むのがポイントです。

④前後に揺らして脱出する

準備が整ったら、脱出を試みます。アクセルをゆっくりと踏み、前進と後退を繰り返して、車体を前後に揺らすように動かします。その動きによって、少しずつ脱出のきっかけをつくります。

そのとき、急発進は避け、やさしくアクセルを操作することが大切です。ハンドルはまっすぐにし、タイヤが空転し始めたら、すぐにアクセルを緩めましょう。

⑤自力での脱出が難しい場合は助けを求める

脱出できない場合は、無理をせず、ロードサービスなどに救援を依頼しましょう。JAFや加入している自動車保険のロードサービスに連絡すれば、専門のスタッフが対応してくれます。

また、周囲に車や人がいる場合は、牽引ロープを使った救助や、車を押してもらう方法も有効です。無理に自力で脱出しようとして、車を傷めたり、体力を消耗したりするよりも、早めに助けを求めるほうが安全です。

雪道でのスタックを防ぐには?

スタックは、事前の備えによって防げるケースもあります。

まず基本となるのが、冬用タイヤの装着です。スタッドレスタイヤを使用するのはもちろん、溝の深さやゴムの劣化具合も確認しておきましょう。積雪が多い場所を走行する場合は、タイヤチェーンも用意しておくと安心です。

また、脱出に使える道具を車に積んでおくのも有効です。スコップや牽引ロープ、滑り止め用の毛布や砂などがあれば、万が一の際に落ち着いて対応できます。防寒具や飲料も、立ち往生に備えて準備しておくとよいでしょう。

運転面では、雪道では急発進・急ブレーキを避け、できるだけわだちの上を走行することが大切です。深い雪の場所や、除雪されていない道には不用意に進入しないよう心がけましょう。あわせて、出発前に気象情報や道路状況を確認し、無理な運転を避けることも重要な予防策です。

雪道でのスタックに要注意

今回は、雪道でのスタックの原因や起こりやすい状況、脱出方法、予防策などを解説しました。スタックは、タイヤの状態や雪の深さ、路面の凍結などによって発生し、誰にでも起こり得るトラブルです。

万が一スタックしてしまった際は、慌ててアクセルを踏み込まず、落ち着いて雪を取り除き、滑り止めを活用して脱出を試みましょう。自力での脱出が難しい場合は、無理をせず救援を依頼することが大切です。また、冬用タイヤの装着や、脱出用の道具の準備など、日頃からの備えがスタックの予防につながります。

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この記事を監修した人

この記事を監修した人 トラックランド管理人:高良

神奈川県出身。株式会社タカネットサービスの9年目の社員。
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実際のトラック販売やメンテナンスにも精通しており、読者にとって有益な情報をわかりやすく提供することを心がけています。

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